グランドニッコー東京 台場

グランドニッコー東京 台場：変遷と魅力

グランドニッコー東京台場は、東京都港区台場にある、東京臨海副都心のランドマークホテルです。その歴史は、京浜急行電鉄の創業100周年事業の一環として、日本生命保険との共同計画から始まります。1998年6月、「ホテル・グランパシフィック・メリディアン」として開業。その後、運営会社や提携先ホテルチェーンを変更しながら、時代の流れとともに進化を遂げてきました。

当初は、ル・メリディアンホテル&リゾートとの提携により、「パリ21区の生活」をコンセプトに、フレンチテイストの洗練された空間が提供されていました。しかし、お台場がレジャーリゾート地として発展するにつれ、ホテルもコンセプトを転換。「東京リゾートシーン」をテーマに、フィットネスクラブの増床や、アトリウムチャペル、レストランのリニューアルなど、施設の充実を図り、時代のニーズに対応してきました。


2005年には京浜急行電鉄がホテルの建物を取得し、運営と所有を一体化。さらに2008年には、ル・メリディアンとの提携を解消し、サミット・ホテルズ&リゾーツとの提携へ移行、「ホテル グランパシフィック LE DAIBA」へと名称変更されました。


大きな転換期を迎えたのは2016年。京急グループの事業構造改革の一環として、ホテルの底地と建物の所有権はヒューリックへと移転、運営会社であるホテルグランパシフィックはオークラニッコーホテルマネジメントに売却され、現在の「グランドニッコー東京 台場」へとリブランドされました。


リブランド後も、ホテルは進化を続けています。特に、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、高層階の客室やレストランを中心に大規模な改装工事が行われ、より快適な滞在空間が提供されるようになりました。


ホテルの魅力

グランドニッコー東京台場は、その規模と立地から多くの魅力を持っています。

絶景ビュー: 多くの客室からは、レインボーブリッジ、羽田空港を発着する飛行機、フジテレビ本社ビル、そして東京湾の美しい景色を眺めることができます。

アクセス抜群: ゆりかもめ台場駅とペデストリアンデッキで直結しており、アクセス抜群です。東京臨海高速鉄道東京テレポート駅からも容易にアクセスできます。また、羽田空港や成田空港へのリムジンバスも利用可能です。

充実の施設: レストラン、バー、宴会場、スポーツクラブ、プール（夏季営業）、スパなど、多様な施設を備えています。宿泊客は、会員制スポーツクラブ「Le Club」も利用可能です。

ディズニーリゾートへのアクセス: 東京ディズニーリゾートのグッドネイバーホテルに指定されており、ホテルと東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを結ぶシャトルバスが運行されています（予約制）。

* 広々とした客室: 東京臨海副都心内では最大級の規模を誇り、広々とした客室が用意されています。


歴史に残る出来事

このホテルは、1996年に予定されていた世界都市博覧会に合わせて建設が始まりましたが、都市博覧会の中止により、建設は一時中断されました。しかし、その後再開され、1998年に開業しています。


開業後も、数々の出来事がホテルの歴史に刻まれています。例えば、逃亡していた許永中氏がホテルで身柄拘束されたことや、映画『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』でゴジラに破壊される描写があったことなどが挙げられます。


グランドニッコー東京台場は、単なるホテルとしてだけでなく、東京臨海副都心の歴史、そして日本の現代史の一部を体現していると言えるでしょう。 今後も、進化を続け、多くの観光客やビジネス客に快適な滞在を提供し続けることでしょう。

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