グランパーク

グランパーク（GRANPARK）

グランパークは、かつて山梨県甲府市に存在した商業施設です。1997年にオープンし、地域住民に親しまれましたが、2014年に閉鎖されました。

概要

グランパークは、「甲府国母南地区第一種市街地再開発事業」として計画され、1997年に竣工しました。外観は薄い桃色で、クリスマスシーズンにはイルミネーションが施され、華やかな雰囲気を演出していました。本館には、ユニクロ、ドラッグセガミ、食鮮市場（食料品）、くれよん（クレープ・アイスクリーム）、からふる亭（丼物・めん類）、新星堂、ヴァン・カウンシルサロン、ドトールコーヒー、WOMBAT(アクセサリー雑貨)、ファインストア、ミスタードーナツ、マクドナルドなど、様々なテナントが入居していました。また、1000台収容可能な駐車場も完備していました。

本館とは別に、D・POT館と呼ばれる建物も存在しました。D・POT館には、かつて県下最大級の規模を誇るザ・ダイソーが入居していましたが、撤退後はテナントが入らず、イベントスペースとして利用されることが多かったようです。

グランパーク東宝8というシネマコンプレックスも併設されていました。8つのスクリーンを備え、多くの映画ファンに利用されていましたが、2011年に閉館しました。

グランパーク東宝8

グランパーク本館に隣接して設置されていた東宝系のシネマコンプレックスでした。2000年12月9日に開館し、2011年3月13日に閉館しました。

開館当初は東宝関東興行株式会社が経営していましたが、合併に伴い2002年3月1日より東宝東日本興行株式会社経営に、さらに2008年3月1日よりTOHOシネマズ株式会社経営に変わりました。

2011年3月17日に同じ商圏内のイオンモール甲府昭和にTOHOシネマズ甲府を開館することから、デジタル設備や3D上映に対する投資は行われず、経営効率化のため2011年3月13日をもって閉館（事実上の移転）することが決定しましたが、2日前の3月11日に発生した東日本大震災の影響により十分な安全が確保できないとして同日より休館。3月13日にそのまま閉館となりました。

経営問題と閉店

国道20号沿いにロードサイド型店舗が相次いで建設されたことで、グランパークの経営は悪化しました。ザ・ダイソーをはじめ、多くのテナントが撤退し、2014年3月には全店舗が撤退、閉鎖されました。

閉鎖後、施設は和歌山県の精密機器メーカー「ノーリツ鋼機」に買収され、解体されました。跡地には、ケーズデンキ甲府店が2015年10月8日にオープンしました。

備考

グランパークの閉鎖は、地域住民にとって大きな出来事でした。かつて賑わいを見せていた商業施設が姿を消し、時代の流れを感じさせた出来事として記憶されています。

所在地

甲府市国母5丁目8番1号

交通

鉄道
JR東海身延線国母駅　徒歩25分

関連項目

暗闇で逢いましょう - かつて山梨放送で放送されていたテレビ番組。グランパーク東宝8が協賛スポンサーを務めていた。
商業施設

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