グリマス

グリマス：マクドナルドの愛されるマスコットキャラクター

グリマス（the Grimace）は、ファーストフードチェーンのマクドナルドのマスコットキャラクターの一つです。彼は特にマックシェイクのイメージキャラクターとして知られており、その個性的な紫色の体と穏やかな表情で多くのファンから親しまれています。

グリマスの特徴と性格

グリマスは全身が紫色のずんぐりとした体型をしており、首のくびれがないのが特徴です。彼の顔には太い眉毛と常に眠たげな表情があり、見る人に親近感を与えます。彼はマックシェイクを大好きで、マイペースでのんびりとした性格を持ちます。行動や口調も常にゆったりしており、ときにはドジを踏むこともありますが、それが逆に愛らしさを引き立てています。声は見た目通り低く太いため、その存在感は非常に強いです。スポーツを楽しむ時以外は、服を身に着けることはほとんどありません。

グリマスの歴史

グリマスは1971年11月に「Evil Grimace」（邪悪なしかめつら）として誕生しました。当初、彼は長い腕が2対あり、厳つい表情とともに妖怪のような姿をしていました。1972年頃からは、ドナルド・マクドナルドの仲間になり、1974年には短い腕が1対だけになりました。この数年で彼の見た目や表情は親しげなものに変わり、広告やテレビCMでドナルドとコンビとしてよく登場しました。

しかし、ハンバーグラーやビッグマックポリスなど、他のキャラクターに登場機会を奪われることもありました。1980年代後半にはビッグマックポリスの登場が減り、新しいキャラクターであるバーディーが仲間に加わると、グリマスはハッピーセットのおもちゃや販促品で再度目立つようになりました。しかし、2003年頃からはドナルドの単独出演が増え、2010年代にはあまり姿を見かけなくなりました。

それでも、2014年1月からの「アメリカンヴィンテージ」キャンペーンで彼が描かれたLINEの限定スタンプが登場し、再び注目を集めました。また、2017年11月から12月にはハッピーセットで限定的に復活し、連携したオリジナルの販促が行われました。

グリマスィーおじさん

グリマスには「O'Grimacey」と呼ばれる叔父が存在します。彼はシャムロックシェイクのイメージキャラクターで、薄緑色の体に探検家風の服装を身に着けています。日本では彼がCMや販促品に登場したことはありませんが、ゲーム「ドナルドランド」では「アンクル」として登場しています。

登場するゲーム作品

グリマスはゲーム「ドナルドランド」にも登場します。このゲームでは、悪魔軍団グモン一族に洗脳された状態で6面のボスとして登場しており、彼を倒すことで洗脳が解ける設定になっています。このように、グリマスはさまざまなメディアで愛され続けているキャラクターなのです。

まとめ

グリマスはマクドナルドのキャラクターとして、その独特な外見と性格で長年にわたりファンから支持されてきました。彼の登場は、ただのマスコットにとどまらず、時代と共に変化するマクドナルドのアイデンティティの一部を担っています。今後も彼の活躍に期待したいところです。

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