ぐるたみん

ぐるたみん：ニコニコ動画から生まれた歌声の軌跡

ぐるたみんは、日本を代表するシンガーソングライターの一人です。彼のキャリアは、ニコニコ動画というプラットフォームから始まりました。当初は趣味でボカロ曲を歌った動画を投稿していましたが、独特の「うるおぼえで歌ってみた」シリーズが大きな反響を呼び、瞬く間に人気歌い手となりました。

このシリーズは、歌詞を完璧に覚えることなく、曖昧な発音や鼻歌を交えながら歌うという、自由奔放なスタイルが特徴です。時に正確性に欠ける部分もありますが、それが逆に彼の魅力となり、多くの視聴者を引きつけました。一方、「そんなふいんきで歌ってみた」シリーズでは、歌詞をしっかり覚え、楽曲の雰囲気を大切に歌い上げる、また違った一面を見せています。これらの動画シリーズは、ニコニコ動画で数千万回という再生数を記録し、彼の名を広く知らしめることになりました。

2011年には、EXIT TUNESよりメジャーデビューを果たします。その後、複数のシングルやアルバムをリリースし、オリコンチャートでも上位にランクインするなど、商業的な成功も収めました。EXIT TUNES所属時代には、数々のライブイベントにも参加し、その卓越した歌唱力とステージパフォーマンスで観客を魅了しました。

しかし、彼の活動は、常に順風満帆だったわけではありません。2012年には、ニコニコ生放送でのゲーム実況において、違法ダウンロードソフトを使用したのではないかという疑惑が浮上し、大きな炎上騒動に見舞われました。本人と所属レーベルはこれを否定しましたが、この出来事は彼のキャリアにおいて大きな転換点となりました。

その後、ぐるたみんはUNIVERSAL-Wに移籍し、活動の場をロックシーンへと移します。ロックテイストを取り入れた楽曲を発表し、新たなファン層を獲得しました。さらに、自身初となる全曲自作のアルバムをリリースするなど、アーティストとしての幅を広げていきます。

近年はフリーランスとして活動しており、自身の音楽活動に加え、ゲームへの楽曲提供や出演、アニメ主題歌など、多様な分野で才能を発揮しています。2014年には、アーケード音楽ゲーム『pop'n music ラピストリア』にゲームキャラクターとして登場し、自身も歌う楽曲を提供するなど、その活動は多岐に渡っています。

彼のキャリアは、ニコニコ動画というプラットフォームを起点に、メジャーデビュー、レーベル移籍、そしてソロ活動へと続き、常に進化を続けています。その自由奔放なスタイルと高い音楽性、そして多様な活動は、多くのファンを魅了し続けています。これからも、ぐるたみんの活躍から目が離せません。

年表

2009年6月5日: ニコニコ動画に初投稿。「【うるおぼえで歌ってみた】ロミオとシンデレラ【ぐるたみん】」
2011年12月28日: EXIT TUNESよりメジャーデビュー。1stアルバム「EXIT TUNES PRESENTS ぐ 〜そんなふいんきで歌ってみた〜」発売
2012年7月28日: ニコニコ生放送でのゲーム実況における「割れ騒動」
2015年12月21日: UNIVERSAL-Wに移籍
2016年4月19日: シングル「GIANT KILLING」リリース
2016年8月24日: 全曲自作アルバム『GRACE』発売
* 2018年以降: フリーランスとして活動開始

ディスコグラフィ

彼のディスコグラフィは、EXIT TUNES時代からのカバーアルバム、ベストアルバム、そしてUNIVERSAL-W移籍後のオリジナルアルバムまで、多岐に渡ります。各作品は、彼の音楽性とキャリアの変遷を反映しており、どれも聴き応えのある作品です。

詳細なディスコグラフィは、彼の公式ウェブサイト等を参照ください。

まとめ

ぐるたみんは、ニコニコ動画から世界へと羽ばたいた、稀有な存在です。彼の音楽活動は、インターネット文化とメジャーシーンを繋ぐ架け橋として、多くの音楽ファンに影響を与え続けています。彼の今後の活躍にも期待しましょう。

もう一度検索