グルノザ・マトニヤゾワ

グルノザ・マトニヤゾワ

グルノザ・マトニヤゾワ（Gulnoza Matniyazova、1994年8月10日 - ）は、ウズベキスタンのホラズム州出身の柔道選手です。身長は168cmで、階級は70kg級。

経歴

マトニヤゾワは5歳の時に兄弟の影響で柔道を始めました。早くから才能を発揮し、2008年にはアジアユース52kg級で優勝を果たします。その後、階級を上げ、2009年の世界カデ63kg級では決勝に進出しましたが、田代未来選手に惜しくも敗れ、2位となりました。

2010年にはアジアジュニアで2位、ユースオリンピックでは5位という成績を残しました。翌2011年にはアジアジュニアで優勝しましたが、世界ジュニアでは7位に終わりました。2012年にはグランプリ・バクーで3位に入賞しています。

2013年には、アジア選手権とグランプリ・タシュケントでそれぞれ3位に入りました。しかし、世界ジュニアでは再び5位に終わりました。2014年の世界選手権では7位、アジア大会では5位となっています。

2015年のアジア選手権では2位に入賞。2016年には、地元開催のグランプリ・タシュケントで念願のIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾りました。しかし、リオデジャネイロオリンピックでは、初戦でポーランドのキャサリン・クライス選手に敗れました。

2017年には、グランプリ・タシュケントで2連覇を達成し、イスラム諸国連帯競技大会でも優勝しました。2018年のアジア大会では3位、2019年のアジアパシフィック選手権とグランプリ・タシュケントでは2位、ミリタリーワールドゲームズでは3位に入賞しました。

2021年には、グランプリから格上げされた地元開催のグランドスラム・タシケントで3位に入り、ウズベキスタンの女子選手として初めてグランドスラム大会でメダルを獲得するという快挙を達成しました。さらに、グランドスラム・トビリシでも3位、アジア・オセアニア選手権では優勝を果たしました。世界団体では3位に入っています。東京オリンピックにも出場しましたが、2回戦で敗退しました。

現在のIJF世界ランキングは25位です(2024年6月3日現在)。

主な戦績

2008年 - アジアユース　優勝(52kg級)
2009年 - 世界カデ　2位(63kg級)
2010年 - アジアジュニア　2位(63kg級)
2010年 - ユースオリンピック　5位(63kg級)
2011年 - アジアジュニア　優勝(70kg級)
2011年 - 世界ジュニア　7位(70kg級)
2012年 - アジア選手権　5位(70kg級)
2012年 - グランプリ・バクー　3位(70kg級)
2013年 - アジア選手権　3位(70kg級)
2013年 - グランプリ・タシュケント　3位(70kg級)
2013年 - 世界ジュニア　5位(70kg級)
2014年 - 世界選手権　7位(70kg級)
2014年 - アジア大会　5位(70kg級)
2015年 - アジア選手権　2位(70kg級)
2016年 - アジア選手権　3位(70kg級)
2016年 - グランプリ・ブダペスト　3位(70kg級)
2016年 - グランプリ・タシュケント　優勝(70kg級)
2016年 - グランドスラム・東京　7位(70kg級)
2017年 - イスラム諸国連帯競技大会　優勝(70kg級)
2017年 - グランプリ・タシュケント　優勝(70kg級)
2018年 - アジア大会　3位(70kg級)
2019年 - アジアパシフィック選手権　2位(70kg級)
2019年 - ユニバーシアード　5位(70kg級)
2019年 - グランプリ・タシュケント　2位(70kg級)
2019年 - ミリタリーワールドゲームズ　3位(70kg級)
2021年 - グランドスラム・タシケント　3位(70kg級)
2021年 - グランドスラム・トビリシ　3位(70kg級)
2021年 - アジア・オセアニア選手権　個人戦　優勝、団体戦　3位(70kg級)
2021年 - 世界団体　3位
2022年 - グランドスラム・ウランバートル 3位
2022年 - アジア選手権 2位
2022年 - イスラム諸国連帯競技大会　優勝
2023年 - グランドスラム・タシケント　3位
2023年 - アジア大会　個人戦　3位、団体戦　2位
2024年 - グランプリ・オディベーラス　2位
2024年 - アジア選手権　5位
2024年 - 世界団体　5位

出典: JudoInside.com

外部リンク

グルノザ・マトニヤゾワ - JudoInside.com のプロフィール （英語）

もう一度検索