グレナダの行政区画

グレナダは、カリブ海に浮かぶ島国であり、6つの行政教区（Parish）と1つの属領（Dependency）によって構成されています。

行政区分

概要

グレナダの行政区分は、主にグレナダ本島に設けられた6つの行政教区と、属領であるカリアク島およびプティト・マルティニーク島からなります。グレナダの憲法には地方自治体に関する記述はありませんが、憲法第9章107条には、カリアク島およびプティト・マルティニーク島に独自の議会を設けることが明記されています。しかし、2019年時点では、議会設置を定めた法律は施行されておらず、中央政府の管轄下にあります。

行政教区

行政教区は、グレナダ本島に設けられた6つの区分のことです。その歴史は古く、17世紀中頃にフランス人によって設置され、18世紀には現在とほぼ同じ形となりました。1763年のパリ条約によってイギリスの植民地となった際、教区の名称はすべて変更され、キリスト教の守護聖人にちなんだ名称に統一されました。

属領

属領は、カリアク島およびプティト・マルティニーク島（別名：南部グレナディーン諸島）を指し、グレナダ領グレナディーン諸島の उत्तरी部の島嶼群がここに含まれます。この区分が成立したのは1935年の選挙区の設定とも言われています。それまではセント・パトリック教区に含まれていました（セント・パトリックおよびカリアク選挙区）。

選挙区

グレナダ国会の代議院（下院）の選挙では、全15の選挙区が用いられます。

1. 北東セント・アンドリュー選挙区 (Saint Andrew North East)
2. 北西セント・アンドリュー選挙区 (Saint Andrew North West)
3. 南東セント・アンドリュー選挙区 (Saint Andrew South East)
4. 南西セント・アンドリュー選挙区 (Saint Andrew South West)
5. 東セント・パトリック選挙区 (Saint Patrick East)
6. 西セント・パトリック選挙区 (Saint Patrick West)
7. セント・マーク選挙区 (Saint Mark)
8. セント・ジョン選挙区 (Saint John)
9. セント・デイヴィッド選挙区 (Saint David Parish)
10. 北東セント・ジョージ選挙区 (Saint George North East)
11. 北西セント・ジョージ選挙区 (Saint George North West)
12. 南東セント・ジョージ選挙区 (Saint George South East)
13. 南セント・ジョージ選挙区 (Saint George South)
14. セントジョージズ選挙区 (Town of St George)
15. カリアク島・プティトマルティニーク島 (Carriacou and Petite Martinique)

関連項目

グレナダの都市の一覧
ISO 3166-2:GD

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