グロリアスフォーエバー

グロリアスフォーエバー：香港を舞台に駆け抜けた競走馬

グロリアスフォーエバー（Glorious Forever）は、イギリスと香港で活躍した競走馬です。その名を世界に知らしめたのは、2018年の香港カップ制覇。このレースでの鮮やかな逃げ切り勝ちによって、その実力を証明しました。

イギリスでのキャリアと香港への移籍

2016年8月、イギリスで競走馬としてのキャリアをスタートさせました。イギリスでの8戦は、2勝2着2回という成績に終わりますが、この経験が後の活躍の礎となりました。その後、香港へと移籍。新たな舞台で、グロリアスフォーエバーは大きく飛躍します。

香港での活躍と重賞競走での戦い

香港ではハンデ戦で着実に勝利を重ね、重賞競走への挑戦を続けます。2018年11月4日、沙田競馬場で行われたササレディースバース（G3）で重賞初出走を果たし、見事2着に入線。続くジョッキークラブカップ（G2）では1番人気に推されましたが、8着と結果を残せませんでした。しかし、その悔しさをバネに、同年12月に行われた香港カップ（G1）では、日本から参戦したディアドラやサングレーザーなどの強豪を相手に、圧巻の逃げ切り勝ちを収めます。

強豪との激戦と引退

2019年には、センテナリーヴァーズ（G3）、香港ゴールドカップ（G1）などに出走。香港ゴールドカップでは、2018年香港ヴァーズ優勝馬エグザルタントに敗れましたが、その強さは依然として健在でした。同年4月に行われたクイーンエリザベス2世カップ（G1）と、12月に行われた香港カップ（G1）では、いずれも日本馬ウインブライトに敗れましたが、トップレベルでの競争を繰り広げました。

その後、レースに出走することなく、2021年6月25日、香港ジョッキークラブの公式Twitterで引退が発表されました。

血統と家族

グロリアスフォーエバーの全兄には、2017年の香港カップを含むG1を3勝したタイムワープがいます。

華麗なる競走生活の幕切れ

イギリスでの経験、香港での数々の激戦、そして強豪日本馬との対戦。グロリアスフォーエバーは、その短い競走生活の間に、多くのドラマを生み出しました。その活躍は、多くの競馬ファンに感動と興奮を与え、記憶に強く刻まれています。香港競馬史に名を残した名馬として、その功績は永遠に語り継がれることでしょう。

参考情報

netkeiba
Racing Post
* 香港ジョッキークラブ

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