グワジン

グワジン (GWAZINE)の概要

グワジンは、1979年放送の『機動戦士ガンダム』に初めて登場した架空の宇宙戦艦で、ジオン公国軍が運用する大型艦です。これを含む「グワジン級」という名称は、後の設定資料をもとに名付けられました。特に特徴的なのは、先端の尖った赤い艦体と、後部に設置された8つの球形タンクです。艦の指揮は主にザビ家の親族が執り行います。

構造と性能

グワジンは艦隊の旗艦として設計され、モビルスーツを15機以上搭載する能力を持つほか、強力な連装メガ粒子主砲3基や副砲10基、さらには多彩なミサイルランチャーも装備しています。特に副砲は、ムサイ級の主砲に基づいて改良されたものとされています。長大な航続力を持ち、無補給で火星と木星の間のアステロイドベルトに到達することが可能で、これは「ザビ家の万一の事態に備えた脱出措置」としての機能も果たしています。

艦形は大気圏突入能力を考慮して設計された名残であり、艦首には大型の宇宙往還機が用意されていますが、劇中では使用されることはありませんでした。建造には難が伴うため、ザビ家の親族や重要な部下にのみ座乗が許可されました。

宇宙世紀0076年に就役し、建造数は8隻から10隻以上とされ、需要に応じて艦は男女の区別なく運用されました。重要な戦争での活躍を見せ、ルウム戦役やア・バオア・クー攻防戦に参加しています。この戦闘においては、いくつかの艦が同時に登場することもありました。

同型艦の紹介

グワジン

アニメ『機動戦士ガンダム』では、キシリア・ザビの座乗艦として知られるグワジンが重要な役どころを果たします。彼女は本艦を用いて数々のミッションを遂行しました。この艦はア・バオア・クーで轟沈したとされ、艦籍番号はBB-38です。

グワラン

ドズル・ザビが座乗するグワランは、ルウム戦役やソロモン防衛戦において旗艦としての役割を果たし、敵艦隊との交戦に臨みました。しかし、その運命は不明で、撃沈されたとの説も存在します。

グワリブ

グワリブは、シャア・アズナブルの指揮する兵団の一部として、グラナダからの発進時に言及されています。「グワリブ」はその後、ア・バオア・クー攻防戦で撃沈されたとされています。

後継艦とその影響

グワジン級のデザインと性能は後の艦船にも影響を与え、多くの後継艦が建造されました。特に人気を博したものには、グワダンやレウルーラといった艦があり、これらも強力な宇宙戦艦の役割を担いました。特にグワダンは、長距離巡航性能や多様な武装を誇り、他の艦隊と同等の運用を可能としました。これにより、グワジン級は宇宙戦艦の一つの象徴的存在になりました。

終わりに

グワジンはそのデザインや仕様、艦体の特徴から、多くのファンに支持され続けています。宇宙世紀を生き抜いたこの艦は、ガンダムシリーズにおける重要な要素となり、今なお語り継がれる存在です。

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