ケイド・カニングハム

ケイド・カニングハム

ケイド・パーカー・カニングハム（Cade Parker Cunningham）は、2001年9月25日にテキサス州アーリントンで生まれたプロバスケットボール選手で、現在NBAのデトロイト・ピストンズに所属しています。ポイントガードとして活躍するカニングハムは、早くからその才能を発揮し、数々の称号を得てきました。

生い立ちとハイスクール時代

カニングハムの幼少期は、アメリカンフットボールをプレーし、クォーターバックとしても活躍していました。しかし、兄がバスケットボールをプレーする姿を見て、次第に自身もバスケットボールに魅了されるようになります。地元のブーイ高等学校に進学すると、1年目からスターターとして出場し、平均15.2得点、6.4リバウンド、3.0アシストという成績を残し、ニューカマー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。

その後も成績を向上させ、2年目には平均18.8得点、8.2リバウンド、5.3アシストを記録し、リーグのMVPに選出されます。3年目には、コーチング面で最も評価されていたモントバード・アカデミーに転校し、さらなる成長を遂げました。初年度は平均11.4得点、5.7リバウンド、5.5アシストを記録し、その後ナイキEYBLでMVPを受賞。アカデミー2年目には、スコッティ・バーンズやデイロン・シャープと共に最強チームを編成し、見事に25勝0敗の無敗記録を達成しました。

リクルートとカレッジ選手生活

高評価を受けたカニングハムは、多くの大学からオファーがありましたが、兄がアシスタントコーチを務めるオクラホマ州立大学を選ぶことになります。2020年にNCAAデビューを果たし、21得点、10リバウンドを記録し、その後も注目の選手として成長を遂げました。彼はビッグ12カンファレンスの最優秀選手賞を受賞し、2021年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

NBAキャリアの始まり

2021年のドラフトでは多くのメディアから全体1位指名の予想を受け、実際にデトロイト・ピストンズからその名を呼ばれます。ピストンズとの契約後、背番号2を着用することとなりますが、これはチャック・デイリーの永久欠番を許可を得て着用する特例です。最初のシーズンは怪我により出遅れましたが、11月21日の試合でトリプルダブルを達成し、オールスターにも選出されるなど、印象的なルーキーシーズンを過ごしました。

2022-23シーズンにはキャリアハイの35得点を記録しましたが、途中で脛の疲労骨折が発覚し、シーズンを全休することになってしまいました。2023-24シーズンでは、再び調子を持ち直し、43得点のキャリアハイを更新しながらチームの成績向上に貢献しようと奮闘しています。彼はピストンズとの延長契約を結び、期待される選手としての地位を固めつつあります。

個人的な側面

カニングハムは2019年にヴィーガンになったことが話題に上がるなど、個人的な価値観や選択も彼の印象を形成しています。彼のキャリアはまだ始まったばかりですが、今後の成長に全ての目が注がれることでしょう。

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