ケイボン・ティボドー

ケイボン・ティボドー：新世代を担うラインバッカー

ケイボン・ティボドー（Kayvon Thibodeaux）は、2000年12月15日、カリフォルニア州サウスロサンゼルスに生まれました。現在はNFLのニューヨーク・ジャイアンツに所属し、アウトサイドラインバッカーとして活躍しています。

ハイスクール時代

高校時代からその才能を発揮し、4年目のシーズンには54タックル、18サックを記録。USAトゥデイの高校生最優秀守備選手賞を受賞しました。高校通算では152タックル、54サックという驚異的な数字を残し、同世代で常に上位にランクイン。USCやスタンフォード大学からのオファーを蹴り、オレゴン大学へ進学しました。

カレッジ時代

オレゴン大学では、1年目からその実力を証明しました。2019年シーズンには35タックル、9サックを記録し、Pac-12の新人最優秀守備選手賞を受賞。2020年シーズンには42タックル、3サックを記録し、Pac-12の最優秀ディフェンシブラインマン賞を受賞。2021年シーズンは49タックル、7サックを記録し、オールアメリカンに選出。大学での活躍を経て、2022年のNFLドラフトにアーリーエントリーしました。

NFLでのキャリア

2022年のNFLドラフトでは、全体5位という高順位でニューヨーク・ジャイアンツから指名を受けました。2022年5月16日には、4年総額3,130万ドルという大型ルーキー契約を締結。

しかし、プレシーズンマッチで右膝の内側側副靱帯を損傷し、3〜4週間の離脱を余儀なくされました。第3週のダラス・カウボーイズ戦でNFLデビューを飾り、第6週のボルチモア・レイブンズ戦ではラマー・ジャクソンからキャリア初のサックを記録。さらに、勝利を決めるファンブルを誘発する活躍を見せました。第15週のワシントン・コマンダース戦では、ファンブルしたボールをリカバーしてキャリア初のタッチダウンを記録し、チームの勝利に大きく貢献。NFCの週間最優秀守備選手に選出されました。

しかし、第17週のインディアナポリス・コルツ戦で、サックを記録した際に負傷したニック・フォールズに対し、スノーエンジェルのセレブレーションを行ったことが物議を醸しました。この行為に対し、ファンやアナリスト、そしてコルツの選手からも批判の声が上がりました。シーズン全体では49タックル、4サック、5つのパスディフレクションを記録し、オールルーキーチームに選出されています。

人物像

2021年7月には、ナイキのCEOであるフィル・ナイト、シューズデザイナーのティンカー・ハットフィールドとコラボし、非代替性トークンのアートワークをデザイン。同年9月には、独自の暗号通貨「$JREAM」を立ち上げるなど、ビジネスセンスも持ち合わせています。

また、幼少期から叔父の影響でチェスに親しみ、オンライン対戦で腕を磨いたという一面も。本人もチェスがフットボールのスキル向上に役立っていると語っています。

まとめ

ケイボン・ティボドーは、恵まれた体格と運動能力に加え、高い知性と強い向上心を持ち合わせた選手です。ニューヨーク・ジャイアンツのディフェンスを牽引する存在として、今後の活躍が期待されています。

詳細情報

年度別成績
レギュラーシーズン
ポストシーズン

外部リンク

New York Giants bio
* Oregon Ducks bio

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