ラマー・ジャクソン

ラマー・ジャクソン

ラマー・ディミアトリス・ジャクソン・ジュニア（Lamar Demeatrice Jackson Jr.）は、1997年1月7日にフロリダ州ポンパノビーチで生まれたプロアメリカンフットボール選手で、現在はNFLのボルチモア・レイブンズに所属しています。ポジションはクォーターバックであり、彼のプレースタイルは特に多彩なラン能力とパススキルで知られています。

経歴

プロ入り前

ジャクソンは2015年にルイビル大学に進学し、大学フットボールでのキャリアをスタートします。1年目からの活躍は目覚ましく、12試合中8試合で先発出場を果たし、パス成功率は54.7%、1840ヤードを獲得し、12タッチダウン、8インターセプトを記録。また、ランでも960ヤード、11ラッシングタッチダウンを挙げ、そのシーズンのミュージック・シティ・ボウルでは259ヤード、4タッチダウンを記録し、MVPに選ばれました。

2年目にはさらなる飛躍を見せ、パス216ヤード、146ヤードのランと4ラッシングタッチダウンを挙げる活躍をし、同年のハイズマン賞を受賞。この受賞はルイビル大学にとって初の快挙でした。3年目にはパス成功率59.1%、3660ヤード、27タッチダウンを達成し、やはりファイナリストに選ばれました。

ボルチモア・レイブンズ

2018年、ジャクソンはNFLドラフトにエントリーし、ボルチモア・レイブンズから1巡全体32位で指名を受けます。この年から彼のNFLキャリアが始まり、第1週では控えとして登場した後、第11週のシンシナティ・ベンガルズ戦では先発QBとして初勝利を挙げるなど、着実に成長を遂げていきました。

その後のシーズンでは、全試合に先発出場し、特に2019年には36タッチダウンパスを記録するなど、レイブンズをNFLチャンピオンシップに導く成績を残しました。彼はその年の最優秀選手に選出され、プロボウルでも先発を務めました。

2020年には、再び1000ヤード以上のランを記録し、2年連続での大活躍を見せました。しかし、プレーオフでは苦戦し、2021年には怪我により多くの試合を欠場することになりました。シーズン終了後、長期契約交渉が続きましたが、2023年には非独占的フランチャイズタグが付けられ、さらには5年契約を結びました。

シーズンアップデート

2023シーズン初頭、ジャクソンはフランチャイズタグを受けた後の契約交渉の末、5年2億6千万ドルの契約を結びました。彼は再びレイブンズの中心選手としてプレーし、AFCチャンピオンシップゲームに進出したものの、カンザスシティ・チーフスに敗れ、そのシーズンを終えました。また、彼は2度目のMVPを受賞するなど、さらなる成果を残しています。

ジャクソンはフットボールだけでなく、スポーツの世界全体においてもその影響力を広げており、SNSなどではファンとの交流も積極的に行っています。彼のプレースタイルやキャラクターは、多くの若い選手たちにインスピレーションを与え続けています。

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