ケジメなさい

「ケジメなさい」—近藤真彦

「ケジメなさい」は、1984年6月6日に発売された近藤真彦の通算14作目のシングルレコードです。この楽曲は、日本の音楽シーンにおいて重要な役割を果たし、発売元はRVCでした。

本楽曲は、1984年の大晦日、『第35回NHK紅白歌合戦』において、近藤が4年連続で出場した記念すべき曲です。この年の紅白では多くの視聴者に彼の姿が届けられ、特にピンクの衣装や踊りが強い印象を与えました。オリコンによると、このシングルの売上枚数は32.7万枚に達し、当時の大ヒット曲となりました。

「ケジメなさい」の歌詞においては、近藤の他の楽曲と異なり、一人称として「僕」、二人称には「あなた」が用いられており、特別な違和感と親しみを感じさせます。この特徴も、多くの人々に愛される要因となりました。また、初回プレス版には特典としてポスターが付属していたことでも話題を呼びました。

この楽曲は、その後も多くのアーティストによってリメイクされ、2006年には25周年記念商品として『マッチ箱 〜25th Anniversary Complete Singles Edition〜』に収録されました。このCD-BOXは、個別販売を行わず、ファンにとって貴重なコレクションとなっています。さらに、同年にはトリビュート・アルバム『Matchy Tribute』でも多くのカバーが行われ、その中でも綾小路翔がDJ OZMAと共に披露しました。この他、同年にDJ OZMA名義のアルバム『I ♥ PARTY PEOPLE』にも収録されています。

また、近藤真彦のベスト・アルバム『MATCHY★BEST』では、楽曲がデジタル・リマスタリングされた高音質で再び楽しむことができました。

収録曲

1. ケジメなさい（4分1秒）
作詞：売野雅勇
作曲・編曲：馬飼野康二
2. 美しき叫び（ハートブレイク）（3分46秒）
作詞：大津あきら
作曲：鈴木キサブロー
編曲：武部聡志

「ケジメなさい」は、近藤の他のヒットシングル同様に多くの人々に愛され続けています。2011年10月22日には、テレビ番組『関ジャニの仕分け∞』において、その歌詞を正しく歌い切れるかどうかが試される企画に登場し、出場者が間違えてしまう場面も見受けられました。特に、横山裕がライブパフォーマンス中に「その頬殴れるほど強靭（タフ）じゃない僕さ」という一節を「嫌いじゃない僕さ」と間違え、観客を驚かせました。これが注目を集め、2012年末のリベンジ企画でも同様のミスが再現され、楽曲への関心が高まることになりました。

このように「ケジメなさい」は、近藤真彦にとっても重要な楽曲であり、彼のキャリアを語る上で欠かせない作品となっています。今後もその旋律や歌詞は多くのファンの間で語り継がれていくことでしょう。

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