ケストレル (エースコンバットシリーズ)

ケストレル（Kestrel）

ケストレルは、ファンタジー航空戦を描くゲーム『ACE COMBAT』シリーズに登場する架空の航空母艦です。ナムコ（現在のバンダイナムコゲームス）によって制作されたこの艦船は、プレイステーション2用の『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』および『ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR』に登場し、その存在感を誇示しています。

概要

ケストレルはオーシア国防海軍の第3艦隊に属し、ヒューバート級航空母艦の7隻目にあたります。その外観は、実在のニミッツ級航空母艦に非常によく似ており、艦名は小型の猛禽類であるチョウゲンボウに由来しています。艦船接頭辞は、「OFS」（Osean Federation Ship）です。

歴代艦長

艦長としての歴代の記録は次の通りです。1995年当時の艦長はウィーカー氏、2010年にはニコラス・A・アンダーセン大佐が艦長としての役割を担っていました。

艦歴

ケストレルの歴史は1991年に遡ります。この年、オーシア海軍とニューポート・サーゴ造船所の間でヒューバート級の建造契約が締結されました。4年後の1995年にはベルカ戦争が勃発し、ケストレルは試験航行を名目に実戦に参加。オーシア海軍の艦艇と共にフトゥーロ運河を突破しました。

1999年、ケストレルはオーシア海軍に正式に引き渡され、就役を果たしました。その後、2010年には環太平洋戦争が勃発し、ケストレルは数々の戦闘に直面しました。特に、9月30日には強烈な空襲に見舞われるも、艦載機の助けで無事に戦闘を乗り越えました。

しかし、艦は数回の攻撃を受け、艦載機を失うことが多くなり、次第に戦力が減少しました。艦の母港はカーウィン島に移され、その後の任務は困難な状況に置かれました。

2010年12月、状況は悪化し、ケストレルは戦闘機の損失と共に、攻撃を受けた際には艦長の指示のもと総員退艦の指示が出されました。最後の艦長、アンダーセン艦長も含め、全員が無事に艦を離れましたが、ケストレルは戦後、海底300メートルに沈んだままとなりました。

所属部隊

環太平洋戦争の間、ケストレルはさまざまな部隊に所属しました。第7空母航空団の第206戦闘攻撃飛行隊（VFA-206）にはF-14Aが配属されていました。また、シーゴブリンという海兵航空隊も関与し、CH-47やHH-9Bの運用が行われました。

同型艦・類似艦

ケストレルは、他の艦と同じく『エースコンバット5』に登場する複数の空母と同じ3Dモデルを使用しています。また、『エースコンバット7』にもニミッツ級航空母艦に酷似した艦が見られます。

その他

戦後、ケストレルの沈没跡はサルベージ会社によって確認され、艦内には最後の作戦で未使用の予備機が残されていることが判明しました。これにより、ケストレルの戦争における役割やその物語はなお一層の興味を持たれ続けています。

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