ケツノポリス13

ケツメイシが2024年1月31日にリリースした13枚目のオリジナルアルバムが『ケツノポリス13』です。前作『ケツノポリス12』から約3年ぶりとなる本作は、浅葱色をベースに花柄をあしらったジャケットが特徴的です。

本作には、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』の主題歌「夜空を翔ける」や、テレビ東京系ドラマ『ジャンヌの裁き』の主題歌「We GO」など、話題のタイアップ曲を含む新曲11曲に加え、既発曲4曲の全15曲が収録されています。ツアー限定シングルであった「一等星☆/野に咲く花」、配信シングル「One step」は、今回のアルバムには収録されていません。

アルバムは、DVD付き、Blu-ray付き、CDのみの3形態で発売。DVDとBlu-rayには、「奇想天外な商店街」「We GO」「夜空を翔ける」のミュージックビデオ3曲と、2023年夏に9年ぶりの出演となった「MONSTER baSH 2023」でのライブダイジェスト映像が収録されており、映像面でもファン必見の内容となっています。

収録曲は、ケツメイシのメンバー全員が作詞を担当。作曲には、小松一也、柳沢英樹、YAMATSU、GIRA MUNDO、S-kit、Justakiid、416、池澤聡、GRP、EQなど、多彩なクリエイターが参加しています。

アルバムには、各方面で話題を呼んだタイアップ曲が多数収録されています。例えば、「奇想天外な商店街」はテレビ朝日『じゅん散歩』のエンディングテーマとして、「We GO」はテレビ東京系ドラマ『ジャンヌの裁き』の主題歌として起用されました。「SWEET BABY（Album Version）」は日産「ルークス」のCMソングとして、また「自分が思っていたよりも」はNHK『みんなのうた』で使用されました。さらに、「UTAGE」はサミー「ぱちんこ いくさの子」のメインテーマ曲に、「海外駐在員への唄」は日本テレビ系『それって!?実際どうなの課』のエンディングテーマに選ばれています。

特に注目すべきは、「GENKI DESUKA?」です。この曲は、アントニオ猪木の有名な語録「元気ですか」をタイトルに冠しており、曲中には実際の猪木の声がサンプリングされています。

アルバム発売後には、「普通ってなんだよ」のミュージックビデオが公開され、話題を呼びました。また、「海外駐在員への唄」のミュージックビデオには、ザ・マミィがサラリーマン役で出演しています。

DVD/Blu-rayには、ミュージックビデオの他に、メイキング映像や、「MONSTER baSH 2023」でのライブダイジェスト映像が収録されています。ライブダイジェストでは、「夏の思い出」「KTM Festival Tripメドレー（ライフイズビューティフル～仲間～涙）」「友よ 〜 この先もずっと…」「闘え！サラリーマン」といった、ライブでお馴染みの楽曲を楽しむことができます。また、沖縄でのジャケット撮影の様子を収めた「沖縄Jacket Making Movie」も収録されています。

『ケツノポリス13』は、ケツメイシの音楽性の幅広さと、エンターテイメント性を存分に感じられるアルバムです。新曲、タイアップ曲、そしてライブ映像と、様々な要素が詰まった本作は、ファンならずとも楽しめる作品と言えるでしょう。

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