ケツノポリス7

ケツメイシの7枚目のオリジナルアルバム『ケツノポリス7』は、2011年3月16日にトイズファクトリーから発売されました。前作『ケツノポリス6』から約2年9ヶ月ぶりのリリースとなり、ファン待望の作品として話題を集めました。

本作の大きな特徴として、ボーカルのRYOJIが「説教アルバム」と名付けている点が挙げられます。これは、楽曲のテーマや歌詞に、リスナーへのメッセージや問いかけが多く含まれていることを示唆しています。また、これまでメンバー自身が手がけていた作曲・編曲が、本作から外部作家との共作となったことも、音楽的な変化をもたらす要因となりました。新たな才能との融合により、ケツメイシの音楽性がさらに広がったと言えるでしょう。

アルバムの初回特典には、「パチスロろくでなしBLUES」との激情コラボCDが付属しました。これは、当時人気を集めていたパチスロ機種とのコラボレーションであり、ファンにとっては嬉しいサプライズとなりました。また、アルバムのカラーは橙色で、ジャケットの裏面には、「7（なな）」という数字にちなんで、女優の木の実ナナが登場しています。この遊び心のある演出も、本作の魅力の一つと言えるでしょう。

収録曲は、バラエティに富んだ楽曲が揃っています。キャッチーなメロディーが印象的なポップソングから、心に響くバラード、そしてライブで盛り上がること間違いなしのアップテンポなナンバーまで、ケツメイシの幅広い音楽性を堪能することができます。各楽曲の歌詞にも注目すると、RYOJIが「説教アルバム」と語るように、社会や人間関係、人生に対するメッセージが込められていることがわかります。これらのメッセージを受け取りながら、じっくりと聴き込むことで、より深く作品を理解することができるでしょう。

『ケツノポリス7』は、ケツメイシの新たな挑戦と進化を示すアルバムとして、音楽ファンから高い評価を得ています。前作からの変化や新たな要素を取り入れながらも、ケツメイシらしさを失わない、バラエティ豊かな作品です。是非、その音楽性を堪能してください。

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