ケビン・キャッシュ

ケビン・フォレスト・キャッシュ：選手から名将へ

ケビン・フォレスト・キャッシュ（Kevin Forrest Cash, 1977年12月6日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身の元プロ野球選手（捕手）であり、現在はMLBのタンパベイ・レイズで監督を務める人物です。右投右打の選手として活躍した後、監督としても卓越した手腕を発揮しています。

プロ入り前

キャッシュはフロリダ州立大学で野球をプレーし、通算打率.184という記録を残しました。また、1999年の夏にはケープコッド・ベースボールリーグのファルマス・コモドールズでプレーしました。

プロとしてのキャリア

1999年にトロント・ブルージェイズと契約しプロ入り。2002年から2004年にかけてメジャーリーグで101試合に出場しました。2005年にはタンパベイ・デビルレイズ（現レイズ）に所属し、6月15日のミルウォーキー・ブルワーズ戦では、野茂英雄投手のMLB通算200勝をリードし、自らも先制ホームランを放つ活躍を見せました。2006年には一度傘下のAAA級に降格しましたが、その後もレッドソックス、ヤンキース、アストロズなど複数の球団を渡り歩き、2012年に現役引退を表明しました。

各球団での足跡

• - トロント・ブルージェイズ (1999-2004): メジャーデビューを果たし、101試合に出場。
• - タンパベイ・デビルレイズ (2005): 野茂英雄の200勝達成試合で活躍。
• - ボストン・レッドソックス (2007-2008, 2010): マイナー契約を経て、メジャー昇格も経験。ティム・ウェイクフィールドの専属捕手を務める。
• - ニューヨーク・ヤンキース (2008-2009): マイナー契約からメジャー復帰を果たすも、3番手捕手争いに敗れる。
• - ヒューストン・アストロズ (2010): メジャー昇格後、再びレッドソックスへトレード。
• - テキサス・レンジャーズ (2010-2011): マイナー契約でプレー。

引退後と監督としてのキャリア

引退後は、2012年に古巣ブルージェイズのスカウトを務め、2013年からはクリーブランド・インディアンス（現ガーディアンズ）でブルペンコーチとして指導者の道を歩み始めました。

タンパベイ・レイズ監督

2014年12月6日、37歳の誕生日にタンパベイ・レイズの監督に就任。2018年にはリリーフ投手を先発させる「オープナー」という革新的な戦略をMLBで初めて本格的に採用し、野球界のトレンドを創り出しました。2019年にはチームを6年ぶりのポストシーズン進出に導き、2020年には自身初となる最優秀監督賞を受賞。さらに2021年にはチーム史上最多となるシーズン100勝を達成し、2年連続で最優秀監督賞を受賞しました。アメリカン・リーグでは史上初の快挙であり、監督としての手腕が高く評価されています。

選手としての特徴

現役時代は、捕手用キャップをひさしが前に来るように被る独特のスタイルが特徴的でした。

詳細情報

年度別打撃成績

（省略）

年度別投手成績

（省略）

年度別守備成績

（省略）

年度別監督成績

（省略）

受賞歴

• - 最優秀監督賞: 2回（2020年、2021年）

背番号

• - 29 (2002年 - 2004年)
• - 17 (2005年、2009年)
• - 36 (2007年 - 2008年途中、2010年)
• - 30 (2008年途中 - 同年終了)
• - 45 (2013年 - 2014年)
• - 16 (2015年 - 現在)

脚注

(省略)

関連項目

• - メジャーリーグベースボールの選手一覧 C
• - メジャーリーグベースボールの監督一覧

外部リンク

• - 選手の通算成績と情報：MLB, ESPN, Baseball-Reference, Fangraphs, The Baseball Cube, Baseball-Reference (Register)
• - 監督の通算成績と情報：Baseball-reference.com

ケビン・キャッシュは、選手としても監督としても野球界に大きな影響を与えた人物であり、今後の活躍にも目が離せません。

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