ケルン・メッセ/ドイツ駅

ケルン・メッセ/ドイツ駅

ケルン・メッセ/ドイツ駅（Bahnhof Köln Messe/Deutz）は、ドイツのケルン市に位置する主要な鉄道駅です。ライン川を挟んでケルン中央駅と向かい合い、ホーエンツォレルン橋で結ばれています。ケルン中央駅のボトルネックを解消する上で、重要な役割を果たしています。

駅の構造

ケルン・メッセ/ドイツ駅は、高架ホーム（1〜10番線）と地平ホーム（11・12番線）で構成されています。多様な列車が発着し、多くの乗客を円滑に輸送できるよう設計されています。

歴史

1845年、ケルン・メッセ/ドイツ駅はケルン-ミンデン鉄道のターミナル駅として開業しました。これはデュッセルドルフ中央駅に次ぐものでした。その後、ライン川を渡る橋の開通や輸送量の増加に伴い、駅施設の改良が重ねられました。

第二次世界大戦中、駅のプラットフォームを覆っていた鉄とガラス製の上屋は破壊されました。戦後、コンクリート製の屋根に再建されています。

1990年代に入ると、ドイツ鉄道はケルン・ドイツ駅をICE（Intercity-Express）のターミナル駅として開発することを決定しました。1997年には、ケルン-ライン＝マイン高速線のターミナル駅に指定。1998年以降、駅舎の建て替えが決定され、1999年には官民連携（PPP）により、DBステーション・サービス社とケルン市が出資を行いました。駅名は2004年12月11日にケルン＝ドイツ駅からケルン・メッセ/ドイツ駅に変更されました。2006年には南口が開設され、ケルンメッセへの直接アクセスが可能になっています。メッセの完成後も、駅周辺では再整備事業が継続されています。

現在も駅の改良工事が行われており、特に長距離列車を中心に列車系統が変更されています。

主な機能

ケルン中央駅の混雑緩和: ケルン中央駅を経由せずに運行するICE列車が一部あり、ケルン中央駅の混雑を緩和し、全体の所要時間を短縮します。
ケルンメッセへのアクセス: 見本市が開催されるケルンメッセの最寄駅であり、国内外からの訪問者にとって重要な玄関口となっています。

隣の駅

ケルン・メッセ/ドイツ駅は、多くの路線が乗り入れています。

ドイツ鉄道

ICE10（高架ホーム発着）: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ヴッパータール中央駅
ICE10（地平ホーム発着）: ケルン/ボン空港駅|ケルン_ボン空港駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - デュッセルドルフ中央駅
ICE41: フランクフルト空港駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - デュッセルドルフ中央駅
RE1・RE5・RE7: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ケルン＝ミュールハイム駅
RE8: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ケルン/ボン空港駅|ケルン_ボン空港駅
RE9・RB27: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ポルツ駅
RE12・RE22・RB24・RB48・MRB26: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅
RE9・RB27: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ケルン＝トリンボルン通り駅

ライン＝ルールSバーン

6号線・11号線: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ケルン＝ブーフフォルスト駅
12号線・13号線: ケルン中央駅 - ケルン・メッセ/ドイツ駅 - ケルン＝トリンボルン通り駅

まとめ

ケルン・メッセ/ドイツ駅は、ケルンの交通網において重要な役割を担っています。ケルン中央駅の混雑緩和、ケルンメッセへのアクセス、そしてドイツ各地への接続において、欠かせない存在です。駅の改良工事は現在も進行中であり、今後ますますその重要性を増していくことでしょう。

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