ケンカの花道

『ケンカの花道』と『ケンカの花道2』

『ケンカの花道』（ケンカのはなみち）及びその続編『ケンカの花道2』は、フジテレビ系列で放送された日本のバラエティ番組です。この番組は、フジテレビとニユーテレスが共同で制作し、初回放送は1994年10月21日から始まり、1995年9月15日まで放送されました。その後、1996年には8月2日から9月20日まで放送が行われました。

番組の概要

本番組は、夫婦喧嘩を楽しむというユニークなテーマが魅力のシリーズです。メイン司会には、加賀まりこ、松本明子、中井美穂（当時フジテレビアナウンサー）が務めていました。また、奈美悦子がレギュラーパネリストとして活躍しました。毎回、異なる夫婦がリングに登場し、与えられたルールのもとで夫婦喧嘩を繰り広げるスタイルが特徴的でした。

夫婦喧嘩を題材にすることで、実際の家庭の問題をは少しユーモラスに描写し、視聴者に一大エンターテイメントを提供していました。ダンカン夫妻や鈴井貴之・亜由美夫妻など、当時の著名な夫婦もこの番組に出場し、TVの前の笑いを引き出しました。

番組の停止と再放送

しかし、番組は必ずしも順風満帆ではありませんでした。特に、夫婦間の喧嘩をテーマにした特別企画において、妻同士が酒やビンタの強さを競うという内容が問題視され、出場者が病院に運ばれる事態が発生しました。この結果、番組は打ち切りとなり、該当するスペシャル版はお蔵入りとなったのです。代わりに、放送予定だった回は『ちびまる子ちゃん』の劇場版に差し替えられました。

その後、第1シリーズの終了後にも、1995年限定でいくつかの2時間スペシャルが放送されることとなりました。また1996年には、新たなシリーズとして秋の改編までのつなぎ番組として放送されました。

放送時間とネット局

番組はフジテレビで、いずれも日本標準時に基づき、金曜日の19:00から19:30まで放送されました。その後、1996年の第2シリーズ再開時には放送時間がわずかに異なる時間設定となりました。なお、放送はローカルセールス枠で行われたため、一部の地域では自社製作番組が放送されることもありました。特に、富山テレビでは『ケンカの花道』が木曜11:00から11:30に放送されていました。

スタッフと主題歌

制作チームには、ディレクター、構成作家、技術スタッフなど、さまざまな専門家が参加し、番組の魅力を高めていました。特に演出を担当したタカハタ秀太とプロデューサーによる力強い制作がありました。また、主題歌にはエアロスミスの「ウォーク・ディス・ウェイ」が使用されており、番組の雰囲気を一層盛り上げていました。

『ケンカの花道』シリーズは、視聴者に強い印象を残し、独自のスタイルで夫婦の交流を描いていました。その斬新なアプローチは、今なお多くの視聴者の記憶に残ることでしょう。

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