ケント・モリ

ケント・モリについて

ケント・モリ（Kento Mori）は、1985年3月3日に愛知県北名古屋市で生まれた、日本のダンサー、アーティスト、振付師です。ダンスの道に進むきっかけは、英会話教室の講師である母親の影響であり、子供の頃から憧れのアーティストであるマイケル・ジャクソンに強い影響を受けました。彼の夢は、「マイケル・ジャクソンと仕事をすること」だという夢に向かった若い頃の彼は、大学でも理科を学びつつ、さらにダンスへの情熱を深めていきました。

東京理科大学に在籍中、彼はロサンゼルスでダンスを学ぶ機会を得たことで、自身の可能性を広げるために大学を中退し、21歳の時に単身でアメリカへ渡りました。アメリカでは、マドンナ、クリス・ブラウン、チャカ・カーンといったトップアーティストたちの専属ダンサーとして活動し、ダンスの世界での地位を確立しました。特に2008年には、マドンナのワールドツアー「Sticky & Sweet」に参加し、世界中でパフォーマンスを披露しました。

その後、2009年にはマイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」のオーディションに出場し、日本人ダンサーとして唯一合格しましたが、従来の契約により辞退する決断をしました。しかし、マイケルの死後、マドンナのロンドンO2アリーナ公演において、彼女に指名されて追悼パフォーマンスを行い、その才能が一躍注目を集めることとなります。

2010年には、アメリカにおいて永住権を取得し、クリス・ブラウンやアッシャーのワールドツアーに参加するなどダンサーとしてのキャリアを更に発展させます。また、日本でもSMAPや加藤ミリヤなどへの振付や演出を手がけ、活動の幅を広げました。特に、宝塚歌劇団の振付やお笑いライブの演出も手がけるなど、多岐にわたるジャンルで活躍しています。

加えて、ケント・モリは2015年に自身初の映像作品集となるDVD「1」をリリースし、映像メディアへの進出も果たしました。2016年には奄美大島観光大使として任命され、地域の魅力を伝える活動にも取り組んでいます。

2020年からはAR Artistとしての活動を開始し、新たな試みとして音楽とAR技術を組み合わせたパフォーマンスを展開しています。彼の第1弾シングル「IM BACK」は、高い評価を受けました。

代表的な活動

1. ツアー
- マドンナ「Sticky & Sweet World Tour」 (2008-2009)
- クリス・ブラウン「F.A.M.E World Tour」 (2010-2011)
- アッシャー「The UR Experience World Tour」 (2014-2015)

2. ステージ（演出・振付）
- 東京ガールズコレクション (2010)
- MICHAEL JACKSON TRIBUTE LIVE (2011)
- 宝塚歌劇の特別演出 (2014)

3. ミュージック・ビデオ
- SMAP「Joy!!」(2013)
- ゆず「タッタ」(2017)

ケント・モリは、国際的なダンスシーンでの幅広い経験と独自の視点を持ち続け、ダンスを通じてさまざまなアート formを発信し続けています。彼の情熱と才能は、多くの人々に影響を与え続けています。

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