ケヴィン・タンチャローエン

ケヴィン・ハーウィック・タンチャローエン（Kevin Harwick Tancharoen, 1984年4月23日生まれ）は、アメリカ合衆国出身の多才なエンターテイナーです。ダンサー、振付師としての顔を持ちながら、テレビプロデューサー、映画監督としてもその才能を発揮しています。

生い立ちと家族

カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれたタンチャローエンは、エンターテインメント業界と深い繋がりを持つ家族に囲まれて育ちました。実姉はテレビプロデューサー・脚本家のモーリサ・タンチャローエン。さらに、姉の夫であるジェド・ウィードン、そして彼の兄でテレビプロデューサー・映画監督のジョス・ウェドンが義兄にあたります。

キャリア

タンチャローエンは、マドンナの振り付けや、ブリトニー・スピアーズの「The Onyx Hotel Tour」の監督、MTVのダンスリアリティ番組『DanceLife』の共同企画などでその名を知られるようになりました。彼のキャリアにおける重要な転機は、2009年の映画監督デビューです。1980年の名作映画『フェーム』のリメイクである『Fame フェーム』で初めてメガホンを取りました。2010年には、短編映画『Mortal Kombat: Rebirth』を監督し、その後、人気ゲームを原作としたテレビシリーズ『モータル・コンバット: レガシー』の製作・監督を務め、その手腕を発揮しました。

2011年には、人気ミュージカルテレビシリーズ『glee/グリー』を基にしたコンサート映画『glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー』を監督し、新たなジャンルにも挑戦しています。同年9月には、ニュー・ライン・シネマとワーナー・ブラザースによって『モータル・コンバット』の新作映画の監督として契約を結びましたが、2013年10月にプロジェクトを降板しました。しかし、彼の『モータル・コンバット』への情熱は冷めることなく、2014年3月のインタビューでは、『モータル・コンバット: レガシー』の第3シーズンの制作を計画中であることを明かしました。

主なフィルモグラフィ

映画

Fame フェーム (2009)
glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー (2011)

テレビシリーズ

DanceLife (共同企画)
モータル・コンバット: レガシー (製作・監督)

外部リンク

ケヴィン・タンチャローエン - allcinema
Kevin Tancharoen - IMDb（英語）

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