ケーシー・マギー

ケーシー・マイケル・マギー（Casey Michael McGehee）

ケーシー・マイケル・マギーは、1982年10月12日にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクルーズで生まれた元プロ野球選手で、そのポジションは内野手です。マギーは伝説的な記録を持っており、日本のプロ野球界ではシーズン最多二塁打の記録を保持しています。

経歴

プロ入りとカブス時代

2003年にMLBドラフトの10巡目でシカゴ・カブスに指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。2008年には、AAA級アイオワ・カブスでの活躍によりメジャー初昇格を果たし、メジャーデビューを果たしました。この年は9試合に出場し、打率.167を記録しましたが、経験を積むことができました。

ブルワーズ時代

その後、2008年にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。2009年には、故障したリッキー・ウィークスに代わってスタメンに起用されました。新人王争いに名を連ねる活躍を見せ、特に9月には6打点を記録した試合もありました。この年の成績は新人選手としては目覚ましいもので、66打点を挙げました。

ヤンキースおよび楽天時代

2012年シーズン中にニューヨーク・ヤンキースへ移籍し、数試合の出場を果たしましたが、2013年には東北楽天ゴールデンイーグルスに加入。NPBでの活躍は顕著で、144試合に出場し、28本塁打、93打点を上げる好成績を収めました。楽天を日本シリーズ優勝に導く重要な役割を果たし、パ・リーグのベストナインにも選ばれました。

マーリンズ、ジャイアンツ、タイガース時代

楽天退団後は、マイアミ・マーリンズやサンフランシスコ・ジャイアンツで過ごし、2016年にはデトロイト・タイガースに在籍しました。何度かメジャー契約を結ぶも、打撃面での奮闘は続きました。

巨人時代

2016年末、読売ジャイアンツに加入。2017年シーズンには打率.315を記録し、48本の二塁打を打ち、セ・リーグ新記録を樹立しました。彼はまた、チーム内の貴重な打力となり、レギュラーとしての地位を確立しました。

引退後

現役引退後、マギーは巨人の駐米スカウトとして新たなキャリアを築いています。引退時には、野球人生を振り返り、「誇れるような野球人生」と述べました。

選手としての特徴

彼は足に体重をかけた打撃フォームが特徴で、インコースを得意とします。特に楽天時代には、変化球への対応力を高め、日本の投手との対決においても成功を収めました。マギーは配球を読む力に優れ、セ・リーグでもその手腕を発揮し続けました。

人物

プライベートでは、長男が先天性の脳障害を抱えており、その活動を支援する役割も果たしています。また、ボブ・マーリーの音楽を愛するなど、豊かな人間性とコミュニケーション能力を持っています。チームメートとの絆も深く、手料理を振舞うなどして、良好な関係を築いていました。

マギーは、プロ野球選手としてだけでなく、人間としても多彩な魅力を持つ人物といえるでしょう。

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