ケータイ刑事 銭形結

ケータイ刑事 銭形結について

『ケータイ刑事 銭形結』は、2010年12月4日から2011年2月12日まで、BS-TBSで放送されたテレビドラマで、銭形シリーズの第8弾です。主演には岡本杏理がふんし、物語は彼女が演じる女子高校生の銭形結が、携帯電話を武器に難事件に挑む姿を描いています。このシリーズは、警視総監を祖父に持ち、IQ180という高い知力を持つ結が、コンビを組む刑事たちと共に事件を解決するというストーリーラインで進行します。

彼女の家系には、すでに多くの有名な刑事が存在し、特に姉たちには銭形雷、海、命がいます。結の父親も、この銭形一族に属する弟であり、家族全体が犯罪解決に貢献するという設定が興味を引きます。

放送の特徴

このドラマは、これまでの銭形シリーズが全て深夜に放送されてきたスタイルを変え、初めて土曜日の午後という日中の時間帯に放送された点が特徴です。また、BS-TBSの10周年企画の一環として、改編期でない12月に放送を開始したのも新しい試みでした。この作品は、全10話で構成されており、同シリーズの中で最も短い放送期間を持つ作品でもあります。

キャスト

主演の岡本杏理が演じる銭形結の他にも、多彩なキャストが揃っています。あさみつひこ役には辰巳琢郎、柴田束志役には大堀こういちが出演しています。特に結はあさみさんと親しみを込めて呼ぶ場面が印象的です。第5話では、結の夢の中で行われたクイズ大会に本人役で登場するシーンも含まれており、視聴者に楽しさを提供しました。

特別放送

2010年12月25日の放送は、シリーズ通算200回を記念して特別な内容が組まれました。この回では、最新の3D技術を使用した撮影が行われ、普段とは異なる視覚体験を視聴者に提供しました。特に、12月18日の3D版は、J:COMオンデマンドでも視聴可能となるなど、放送形態にも革新が見られました。

ソーシャルゲームと舞台

ドラマの放送に伴い、2010年11月12日からはモバゲータウンにてソーシャルゲームも提供されました。プレイヤーは、毎週の間に事件を捜査し、金曜日に犯人とのバトルが展開されるという内容で、ドラマのストーリーと密接に関連性があります。

また、本作は舞台化され、2010年12月29日から31日まで本多劇場で公演が行われました。出演者には岡本杏理をはじめ、辰巳琢郎や大堀こういちなど多くの俳優が参加しました。

DVDとその他の情報

『ケータイ刑事 銭形結』のDVD-BOXは2011年6月2日に発売され、特典として銭形命のストラップが付属しました。BS-TBSが製作・販売を手掛け、今でも多くのファンに愛されています。

これにより、銭形結の物語は、ドラマ、ゲーム、舞台といった多角的な展開を通じて、視聴者に新しいエンターテイメント体験を提供してきました。

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