ゲオルギオス・ツァヴェラス
ゲオルギオス・ツァヴェラス(Georgios Tzavellas、
1987年11月26日 - )は、
ギリシャ・
アテネ出身の元
プロサッカー選手です。ポジションは主にディフェンダー(DF)を務めていました。
ギリシャ代表としても長らく活躍しました。
クラブキャリア
ツァヴェラスは、AOKケルキラでプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、2008年1月に
パニオニオスFCへ移籍し、才能を開花させていきます。
2010年6月3日には、移籍金120万ユーロでドイツの
アイントラハト・フランクフルトへ移籍。加入後すぐにレギュラーの座を掴み、その実力を証明しました。2011年3月12日の
シャルケ04戦では、移籍後初ゴールとなるスーパーロングシュートを決め、観客を沸かせました。しかし、同年4月8日の
ヴェルダー・ブレーメン戦で左膝十字靱帯部分断裂という重傷を負い、2010–11シーズンを棒に振るという不運にも見舞われました。
2012年1月31日、フランス・リーグ・ドゥの
ASモナコへ移籍。新たな挑戦の場を求めます。その後、2013年9月2日には
ギリシャの
PAOKテッサロニキへ移籍し、母国でのプレーを再開しました。
2017年1月21日には、トルコの
アランヤスポルへ200万ユーロ+ボーナスという条件で移籍。2021年には、
AEKアテネFCへ2年契約で加入し、再び
ギリシャのクラブでプレーすることになりました。2023年7月1日にはペンディクスポルへ移籍しましたが、同年9月11日には
アトロミトスFCへ移籍しています。
代表キャリア
ツァヴェラスは、2009年11月15日の
2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選ウクライナ戦で
ギリシャ代表に初招集されました。2010年5月11日には、
2010 FIFAワールドカップの暫定登録メンバーに選出されましたが、残念ながら最終登録メンバーからは外れました。
2010年9月7日、
UEFA EURO 2012予選・クロアチア戦で
ギリシャ代表デビューを果たしました。その後、
UEFA EURO 2012、
2014 FIFAワールドカップといった主要な国際大会にも出場しています。
ギリシャ代表としての
国際Aマッチ出場数は50試合、3得点を記録しています(2010年-2023年)。
プレースタイル
左サイドバックを主戦場とするツァヴェラスは、屈強なフィジカルと対人戦での強さを活かした守備が持ち味です。また、積極的な攻撃参加からチャンスを演出する能力も高く、セットプレーのキッカーも務めます。
アイントラハト・フランクフルト時代には、強烈なミドルシュートでゴールを量産するなど、攻撃センスも光る選手でした。
まとめ
ゲオルギオス・ツァヴェラスは、
ギリシャ代表としても長年活躍した名ディフェンダーです。クラブでは、
ギリシャ、ドイツ、フランス、トルコなど、様々な国のリーグでプレーし、その実力を証明しました。重傷を乗り越え、長く現役を続けた精神力も持ち合わせています。