ゲオルギ・テナーゼ

ゲオルギ・テナーゼ（Giorgi Tenadze、1962年5月24日 - ）は、ジョージア（旧ソ連グルジア共和国）のポティ出身の元柔道選手です。現役時代は71kg級で活躍しました。身長は172cm。

人物

テナーゼは、兄弟の影響で柔道を始めました。1988年のソウルオリンピックでは、3回戦で日本の古賀稔彦選手と対戦し、勝利を収めました。彼は左構えからの独特な組み手で古賀選手の攻撃を封じ、小外掛で有効と効果を奪って勝利しました。試合後、テナーゼは古賀選手に対する特別な対策は立てていなかったと語っています。しかし、彼はこれまでの経験から、古賀選手のような柔道スタイルへの対処法を熟知しており、それが勝利につながったと分析しています。

準決勝では、今大会で優勝したフランスのマルク・アレクサンドル選手に効果で敗れました。しかし、3位決定戦ではハンガリーのハイトシュ・ベルタラン選手に三角絞で一本勝ちし、見事銅メダルを獲得しました。翌1989年の世界選手権でも3位入賞を果たしています。この大会で古賀選手との対戦はありませんでした。

2009年からは、ジョージア柔道連盟が女子の本格的な強化に乗り出すのに伴い、女子ナショナルチームのコーチに就任しました。それまで男子中心だったジョージア柔道界において、女子の育成に尽力しました。

主な戦績

1982年 - ソ連国際　3位
1984年 - 世界学生　優勝
1985年 - ソ連国際　優勝
1985年 - ユニバーシアード　3位
1986年 - チェコ国際　優勝
1987年 - チェコ国際　優勝
1987年 - ソ連国際　2位
1988年 - ドイツ国際　3位
1988年 - ソ連国際　優勝
1988年 - ソウルオリンピック　3位
1989年 - ヨーロッパ選手権　3位
1989年 - 世界選手権　3位

外部リンク

* ゲオルギ・テナーゼ - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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