ゲームシェイカーズ

ゲームシェイカーズ：アプリ開発から始まる青春コメディ

『ゲームシェイカーズ』は、アメリカで制作されたシチュエーション・コメディです。2015年から2019年にかけてニコロデオンで放送され、全61話が制作されました。日本ではNHK教育テレビで放送されたことで、多くの視聴者に親しまれました。

ストーリー：メガヒットアプリから始まる波乱万丈

舞台はニューヨークのブルックリン。主人公は、ベイブとケンジーという2人の中学生です。彼女たちは学校の課題として制作したスマートフォンゲームアプリ「スカイホエール」を世に送り出します。予想をはるかに超える大ヒットとなり、数百万ドルもの収益を上げます。この成功を機に、2人は自らのゲーム制作会社「ゲームシェイカーズ」を設立します。

しかし、順風満帆なスタートとはいかず、彼女たちが「スカイホエール」で人気ラッパー、ダブルGの楽曲を無断使用していたことが発覚します。このトラブルを解決するため、ダブルGの息子であるトリプルGをビジネスパートナーとして迎え入れることになり、5人体制で会社の運営に乗り出します。

個性豊かなキャラクターたち：

ベイブ・カラーノ： チームのリーダー的存在。持ち前の明るさとポジティブさで困難を乗り越えるスーパーポジティブキャラです。賞やトロフィーへの関心が非常に高い一方、まだ獲得したことはありません。

ケンジー・ベル： プログラミングの天才。頭脳明晰ですが、世間知らずで少し抜けている一面も持ち合わせています。ベイブとは対照的な冷静さを持ちますが、不測の事態には弱く、ベイブの助けを借りることが少なくありません。食への執着心が強く、独特のネーミングセンスも持ち合わせています。

ハドソン・ギンブル： 商品テスト担当。天然で明るい性格で、いつもヘラヘラ笑っています。独特の嗜好（オリーブの実の芯に詰められた赤いパプリカなど）を持ち、高いところから落ちても平気なタフな体格も持ち合わせています。

トリプルG（トリップ）： ダブルGの息子。本名はグローバー・ジョージ・グリフィン。ゲームとオモチャが大好きで、同じ年頃の友達が欲しいと願っています。ゲームの腕前は確かで、「ゲームシェイカーズ」に合流します。

ダブルG（ダブ）： ラップ界のスーパースター。本名はゲイル・J・グリフィン。「ゲームシェイカーズ」の共同経営者でもあります。ゲームとお金儲けをこよなく愛し、時に騒動を巻き起こす、型破りなキャラクターです。

バニーとルースレス： ダブルGのアシスタント兼ボディーガード。バニーはビジネススクール出身の知的で温和な人物ですが、ダブルGの影響か、時に奇妙な行動を見せます。ルースレスは、膂力が強く、大声で話すのが特徴です。一見無愛想ですが、ダブルGの暴走を止めるなど、良識的な一面も覗かせます。

エピソードとシーズン：

NHKでの放送は、制作順とは異なるエピソードの構成となっていました。シーズン1では、米国版の一時間スペシャルが2回に分割放送されるなど、日本独自の展開が見られました。シーズン3では、NHKプラスでの配信も開始されましたが、一部エピソードは未放送となりました。

まとめ：

『ゲームシェイカーズ』は、個性豊かなキャラクターとテンポの良い展開、そして笑いに満ちたストーリーが魅力の青春コメディです。アプリ開発という現代的なテーマと、若者らしい悩みや葛藤、友情や成長が丁寧に描かれています。アメリカ発の作品ですが、日本の視聴者にも広く受け入れられ、人気を博しました。

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