コクヨMVP

株式会社コクヨMVPの概要

株式会社コクヨMVP（英文名：KOKUYO MVP Co., Ltd.）は、鳥取県鳥取市に本社を持つ企業で、主にファイルやバインダーといった収録用品を中心に製造しています。この会社は、コクヨ株式会社の連結子会社として位置づけられています。MVPという名称は「Market Value Products」の略で、顧客にとっての価値を重視した製品作りを目指しています。

歴史的背景

コクヨMVPの起源は1962年（昭和37年）にさかのぼります。この年、コクヨ株式会社は収録用品の生産力を向上させるため、鳥取市に「日本事務用品株式会社」を設立しました。同年には、用箋挟みやスクラップブックの生産が始まり、1963年にはバインダー、1968年にはフラットファイルの製造も開始しました。

その後の1980年代には、ジョイナーアルバムやケースファイルの生産が加わるなど、製品ラインが拡大していきました。1985年に社名が「コクヨ事務用品工業株式会社」に変更され、1990年代に入ると、クリップボードやチューブファイルなど新たな商品を生産し始めます。

2000年代には、ISO 14001環境マネジメントシステムの認証を取得するなど、環境への配慮にも力を入れるようになりました。そして2007年、鳥取地区のコクヨ関連会社3社が統合され、株式会社コクヨMVPが設立されることとなります。

製品とブランド

コクヨMVPは、自社のオリジナルブランド「TOTONOE」と「PATTA」を展開しています。2008年にブランド「TOTONOE」が立ち上げられ、ファイルやバインダー、名刺ホルダーなどさまざまな収録用品を提供しています。さらに、2013年には「PATTA」という姉妹品牌が追加され、収納ボックスやごみ箱などの製品を展開しています。

これらのブランドは、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品として、利用者から高い評価を得ています。コクヨMVPの製品は、学校やオフィス、家庭において、整理整頓に役立つアイテムとして多くの場面で利用されています。

コクヨMVPの目指すもの

株式会社コクヨMVPは、顧客満足度を第一に考えた製品作りを行っており、品質とデザインを両立させた商品開発に努めています。コクヨグループの一員として、持続可能な社会の実現に向けても力を入れ、環境に配慮した製品の生産を続けていくことを目指しています。

現在、コクヨMVPは、国内外で多くの顧客に信頼される企業として名を馳せており、今後もさらなる成長が期待されています。

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