ココロボ (掃除機)

ココロボ（COCOROBO）

ココロボは、シャープが製造・販売する掃除用ロボットで、2012年6月に市場に登場しました。特徴的なのは、シャープが独自に開発した人工知能を搭載している点で、関西弁や標準語による音声での告知機能があります。これにより、より親しみやすいコミュニケーションが実現されています。

特徴

ココロボは、さまざまな状況に応じて36のフレーズを理解し、53の異なる言葉のパターンから最適なものを選んで応答します。例えば、ゴミが満杯になると「苦しいわ」というユーモラスな表現を使い、段差に直面すると「おっとっと」と話しかけます。また、充電が不足する際には「助けて」と通知する機能も備えています。この他、英語や中国語にも対応しているため、国際的にも利用可能です。

さらに、ココロボには「プラズマクラスター」技術が搭載されており、浮遊するアレル物質を抑制し、カビの除去や抑制を行う性能があります。これにより、掃除機能だけでなく、空気質の向上にも寄与しています。

モデルと機能

ココロボには初代機として2つのモデル、RX-V100とRX-V80が存在します。RX-V100は、掃除機能とともにココロエンジン、プラズマクラスター、ボイスコミュニケーション機能、さらには無線LANやカメラも搭載しています。色展開としては、ホワイトとパールホワイトがあります。

一方、RX-V80は掃除機能やココロエンジン、プラズマクラスターは同様ですが、無線LANやカメラの機能は省略されています。カラーバリエーションはシルバー系やシルバーで、シンプルなデザインが魅力です。

進化するココロボ

2014年11月には、期間限定版のRX-CLV1が発売されました。このモデルは、RX-V200をベースにしており、「プレミアムなCOCOROBO 妹Ver.」として販売されました。特に、漫画家の霜月絹鯊によるイラストが特徴的で、声優の木戸衣吹による特製ボイスも収録されています。

ショーケース

2016年にはCEATEC JAPANでのデモ出展が注目されました。そこで、ココロボがボカロ音楽ライブラリと連携した「COCORO MUSIC A.I.エンジン」のデモが行われ、新しい音声機能の可能性が示されました。

まとめ

ココロボは、家電としての掃除機能だけでなく、人工知能を活用したユニークなコミュニケーション能力や、空気質の改善に寄与するプラズマクラスター技術など、多彩な機能を持つ製品です。家の掃除を楽にするだけでなく、家族のような存在として生活空間に溶け込む可能性を秘めています。

もう一度検索