ココロポラロイド

さぁさのアルバム『ココロポラロイド』は、彼女の音楽性の幅広さと、内面の豊かな感情表現が際立つ作品です。このアルバムは、単なる楽曲の集合体ではなく、さぁさ自身の心の軌跡を辿るような、深みのある構成となっています。

アルバムには、全9曲が収録されており、それぞれ異なるテーマや感情が込められています。例えば、「Over the Rainbow」は、2009年にさぁさの母校である大阪大谷大学の学園祭「志学祭」で、当時の在学生に向けて披露された楽曲です。この曲は、学生時代という特別な時間の中で感じた希望や夢、そして未来への期待を歌っています。

また、「ロンリーデイズ」には、三枝夕夏 IN dbのdbメンバーであった3人が参加しており、豪華なコラボレーションが実現しています。この楽曲は、孤独や寂しさをテーマにしながらも、どこか温かさを感じさせるメロディが特徴的です。そして、ボーナストラックとして収録されている「鳥になったら」は、さぁさのインディーズ時代の音源をリミックスしたもので、彼女の原点を感じることができます。

ジャケットについても、さぁさ自身がレイアウトをイラストで作成し、OUTHEADにジャケットデザインを依頼するなど、細部にまでこだわりが感じられます。アルバムタイトルの由来について、さぁさは「いろんなココロ、切り取った感情が詰まっています」と語っており、まさにその言葉通り、このアルバムには様々な感情が凝縮されています。

収録曲は以下の通りです。

1. 桜ポラロイド
2. eyes to eyes
3. ロンリーデイズ
4. 幸せのコラージュ
5. magic soup
6. Under_Line
7. Over The Rainbow
8. 月と魚たち
9. 鳥になったら

これらの楽曲は、すべてさぁさ自身が作詞・作曲を手がけており、彼女の個性的な音楽性が存分に発揮されています。また、編曲には、大楠雄蔵、麻井寛史、松田純一、古井弘人、安部智樹、新井健史といった、様々なアレンジャーが参加しており、楽曲ごとに異なる表情を見せています。

参加ミュージシャンも豪華で、アコースティックギターやコーラスでさぁさ自身が参加しているほか、安部智樹、岩井勇一郎、野口亮といったギタリスト、麻井寛史、大藪拓、KINTAといったベーシスト、大楠雄蔵のピアノ、車谷啓介とGotoo!!のドラム、そして、れいのコーラスが、楽曲に彩りを添えています。

『ココロポラロイド』は、さぁさの音楽的な才能と、彼女自身の内面世界を深く理解するための、重要な作品と言えるでしょう。このアルバムを聴くことで、彼女の音楽に対する真摯な姿勢や、人としての温かさに触れることができるはずです。彼女の紡ぎ出すメロディと歌詞は、聴く人の心に深く響き、忘れられない感動を与えてくれるでしょう。

さぁさ 3rd Album『ココロポラロイド』スペシャルサイト

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