ココ・バンダウェイ

ココ・バンダウェイ（Coco Vandeweghe）は、1991年12月6日生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の女子プロテニス選手です。右利きで、バックハンドストロークは両手打ちが特徴です。身長185cm、体重70kgという恵まれた体格を生かしたプレーが魅力です。

プロとしてのキャリア

2008年にプロに転向して以来、WTAツアーでシングルス2勝、ダブルス2勝を挙げています。自己最高ランキングはシングルスで9位、ダブルスで18位を記録しており、トッププロとして活躍しています。

スポーツ一家に生まれて

バンダウェイは、スポーツ一家に生まれました。母親のタウナ・バンダウェイは元競泳選手で、1976年モントリオールオリンピックに出場しています。母の兄は元NBA選手のキキ・バンダウェイ、母方の祖父も同じくNBA選手だったアーニー・バンダウェイです。さらに、母方の祖母は1952年のミス・アメリカであるコリーン・ケイ・ハッチンズという、華麗なる血筋を受け継いでいます。このような環境で育ったバンダウェイは、11歳でテニスを始め、才能を開花させていきました。

グランドスラムでの活躍

バンダウェイは、グランドスラム（4大大会）でもその実力を発揮しています。2008年の全米オープンで四大大会に初出場し、2015年のウィンブルドン選手権ではベスト8に進出。準々決勝ではマリア・シャラポワに敗れたものの、その実力を示しました。2017年の全豪オープンと全米オープンでもベスト4に進出し、トップ選手としての地位を確立しました。また、ダブルスでも2015年の全米オープンでベスト4に進出するなど、マルチな才能を発揮しています。

その他の主な戦績

2010年には、南カリフォルニア・オープンで当時9位のベラ・ズボナレワを破りベスト8に進出。同年の東レ パン・パシフィック・オープンでもベスト8に進出しました。2014年にはトップシェルフ・オープンでツアー初優勝を果たし、2017年にはWTAエリート・トロフィーで準優勝しました。

フェドカップでの貢献

バンダウェイは、フェドカップでもアメリカ代表として重要な役割を担っています。2010年のフェドカップ決勝では、イタリア代表に敗れたものの、2017年のフェドカップ決勝では、ベラルーシを相手にシングルスで2勝、ダブルスで1勝を挙げる活躍で、アメリカを17年ぶりの優勝に導きました。この勝利は、彼女のキャリアにおいて大きなハイライトの一つとなりました。

プレースタイル

バンダウェイは、パワフルなストロークとサービスを武器に、アグレッシブなテニスを展開します。両手打ちのバックハンドは特に強力で、相手を圧倒する力を持っています。

まとめ

ココ・バンダウェイは、恵まれた才能と努力で、プロテニス界で確固たる地位を築いた選手です。その活躍は、多くのテニスファンを魅了し続けています。今後も更なる活躍が期待される、注目の選手です。

主な戦績詳細

WTAツアー決勝進出:
シングルス：6回 (2勝4敗)
ダブルス：5回 (4勝1敗)
グランドスラムシングルス:
最高成績：ベスト4 (2017年全豪オープン、2017年全米オープン)

グランドスラムダブルス:
最高成績:ベスト4 (2015年全米オープン)

フェドカップ:
* 優勝：2017年

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