コズモギャング・ザ・パズル

コズモギャング・ザ・パズル

『コズモギャング・ザ・パズル』は、1992年11月26日にナムコによって発表された業務用パズルゲームです。このゲームは、ユーザーがコズモというキャラクターをボールで撃ち落としていく形式で、もとになった『コズモギャング・ザ・ビデオ』に登場したキャラクターが継承されています。開発チームには引き続き『コズモギャング・ザ・ビデオ』のスタッフが関与しており、ディレクターは見城こうじ、音楽担当は荒川美恵です。

ゲームは落ち物パズルジャンルに属し、プレイヤーはコズモやブロックを消去することが目的となります。各ゲームプレイが始まると、まず難易度を選ぶことが可能で、環境が異なる4つのレベル（EASY、NORMAL、HARD、EXPERT）が用意されています。特にEASYモードでは、初期の数レベルでボールがどのコズモを倒せるのかを教えてもらえる親切なサポートが重要です。

ゲームのフィールドは、6列13段の構成になっており、L字型のユニットが画面上部から降ってきます。このユニットにはコズモ、ブロック、ボールが含まれており、ユニットが地面に接触すると、それぞれが列ごとに落下します。ボールは矢印の方向に動き、コズモをフラッシュで撃ち飛ばします。一定数以上のコズモを倒すことでボーナスが得られ、全てのブロックを消去した場合にはさらに多くのボーナスが入る仕組みです。

また、ゲージが満タンになると、ボールの代わりにスターが降ってきます。このスターを使うことで、特定の場所にいるコズモを一掃することができ、ゲームの進行において大きな戦略的要素を生まれます。このように、プレイヤーは消去とボーナスを得るための操作をうまく使いこなす必要があり、ゲームは進行するにつれて難易度が増していきます。

ゲームモード

アーケードでは、1人用だけでなく2人用の対戦モードも用意されています。2人プレイでは、相手のコズモを倒すことで相手に自分のパズルを送ることができ、先に相手をゲームオーバーにさせた方が勝ちとなるため、競争要素が高まります。

移植版と評価

家庭用ゲーム機への移植も行われ、スーパーファミコンや携帯電話でのバージョンが公開されています。また、2008年からはWiiのバーチャルコンソールでもプレイが可能で、次々とプラットフォームを広げています。ゲーム誌からは高評価を受けており、アーケード版は「ゲーメスト」大賞にもノミネートされるなど、一定の人気を獲得していました。

関連作品

さらに、キャラクターをパックマンに置き換えたアレンジ版である『パックアタック』や、塊魂のキャラクターを使った『ころがしパズル塊魂』など、多様な派生作品が登場し、オリジナルの魅力を相も変わらず楽しませ続けています。

『コズモギャング・ザ・パズル』は、その独特なスタイルと挑戦的なゲームプレイによって、今もなお幅広いファンに支持され続けています。

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