コダマ (薬局)

クスリのコダマ：新潟の地に根付く薬局の歴史と現在

クスリのコダマ（くすりのコダマ）は、ココカラファインヘルスケアが新潟県で展開するドラッグストアおよび調剤薬局のブランドです。長い歴史と地域密着の姿勢で、多くの人々の健康を支えています。

創業からココカラファイングループの一員へ

その歴史は古く、1869年、児玉新太郎氏によって新潟市で「児玉薬局」として創業されました。その後、有限会社、株式会社と組織形態を変えながら、新潟市を中心に店舗数を拡大。1990年代からはドラッグストア事業へ本格的に進出、県外への展開も積極的に行っていました。

2012年、ココカラファイングループ傘下となり、2013年にはココカラファインヘルスケアに吸収合併されました。法人としては解散しましたが、店舗ブランド「クスリのコダマ」「くすりのコダマ」、そして「コダマ調剤薬局」は存続し、現在も新潟県内で20店舗以上を展開しています（2022年5月時点）。

合併後、新規出店や既存店舗の改装・移転に伴い、一部店舗では「ココカラファイン」ブランドへの変更が進められています。しかし、「クスリのコダマ」ブランドは、地域住民にとって馴染み深く、信頼されているため、引き続き重要な役割を果たしています。ココカラファインヘルスケアの新潟県内広報活動では、「ココカラファイン・クスリのコダマ」の併記も使用されるなど、両ブランドが共存しながら地域医療に貢献しています。かつては宮城県、福島県、長野県にも店舗を展開していましたが、現在は閉店または「ココカラファイン」への屋号変更が行われています。

地域に根付いた取り組み

クスリのコダマは、単なる医薬品販売だけでなく、地域住民の健康増進に貢献する様々な取り組みを行ってきました。長年に渡る地域密着型の営業活動で培った信頼関係は、クスリのコダマの大きな強みとなっています。創業地である新潟市西区大野町には、旧コダマ本社があった場所が、現在はココカラファインヘルスケアの信越事務所となり、隣接地には「くすりのコダマ大野店」が営業を続けています。これは、地域への貢献を継続する姿勢を示す象徴的な事例と言えるでしょう。

ココカラクラブカードと顧客サービス

グループ傘下入りと同時に、ポイントカードも「ココカラクラブカード」に移行。このカードは、ココカラファインヘルスケアが運営する他の店舗でも利用できるため、顧客利便性の向上にも繋がっています。

まとめ

クスリのコダマは、150年以上の歴史を持つ老舗薬局から発展した、新潟を代表するドラッグストア・調剤薬局ブランドです。歴史と信頼を背景に、ココカラファイングループの一員として、今後も地域社会の健康を支え続けることでしょう。 その存在は、単なる薬局の枠を超え、新潟の医療・健康文化を語る上で欠かせないものとなっています。長きに渡る歴史の中で培ってきた信頼と、グループの力を活かした革新的なサービスを両立させながら、地域社会に貢献していくことが期待されます。

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