コトバドリ

コトバドリ：原田知世が紡ぐ、言葉と映像のメッセージ

『コトバドリ』は、2019年6月・7月にNHKの音楽番組『みんなのうた』で放送された楽曲です。作詞・作曲は赤松隆一郎、編曲は佐藤亘が手掛け、透明感あふれる歌声で原田知世が歌い上げました。原田知世にとって、この曲が『みんなのうた』への初めての参加作品となります。

楽曲概要：届けたい想いを乗せて

『コトバドリ』は、大切な人たちへ届けたい言葉や想いが込められたメッセージソングです。歌詞には、相手を思う優しい気持ちや、繋がりを大切にしたいという願いが込められています。聴く人の心にそっと寄り添い、温かい気持ちで満たしてくれるような楽曲です。

映像表現：岡野正広による幻想的な世界観

楽曲の映像制作は、クリエイターの岡野正広が担当しました。岡野は、原田知世の透き通る歌声と楽曲の持つ世界観を映像でどのように表現するか、数ヶ月にわたって思案を重ねたといいます。

最終的に、岡野がイメージしたのは「まず浮かんだのが真っ白な世界。遠く離れた所に暮らす女の子と男の子がいて、やがて二人は心を寄せ合い、二人の間をつなぐ″コトバドリ″たちに導かれて一歩踏み出し、緑あふれる世界へと羽ばたいて行く…。」というものでした。

この幻想的な世界観を表現するために、人形、ジオラマ、コンピュータグラフィックスなどの様々な技法が用いられています。手作りの温かさとデジタル技術の融合によって、楽曲の持つ優しさや希望がより一層引き立てられています。

ミュージックビデオ：大谷たらふによるアニメーション

同年7月24日に配信リリースされた『コトバドリ』のミュージック・ビデオは、文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門で優秀賞を受賞した経験を持つ映像作家、大谷たらふが手掛けました。

このMVは、原田知世の「届けたい言葉のひとつひとつに、小さないのちがあるとしたら…。」という想いに寄り添ったアニメーション作品となっています。言葉が持つ力や、人と人との繋がりを描いた、心温まる映像作品です。

まとめ：言葉と映像が織りなす感動

『コトバドリ』は、原田知世の歌声、赤松隆一郎の歌詞、岡野正広の映像、そして大谷たらふのアニメーションが融合した、総合芸術とも言える作品です。大切な人への想いを伝えるメッセージソングとして、多くの人々の心に響くことでしょう。

外部リンク

NHK みんなのうた - コトバドリ - 原田知世
コトバドリ - 歌ネット

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