コパ・アメリカ

コパ・アメリカ

CONMEBOLコパ・アメリカは、南米サッカー連盟（CONMEBOL）が主催する、大陸選手権として知られるサッカー大会です。この大会は、世界で最も古いナショナルチームの大会として認識され、通常は「コパ・アメリカ [開催国] [年度]」という形式で呼ばれます。1975年から現在の名称が使われるようになり、それ以前は南米選手権として知られていました。

歴史

コパ・アメリカの起源は、1910年にアルゼンチン、チリ、ウルグアイの3カ国によって開催された大会にさかのぼります。しかし、CONMEBOLが設立された1916年に行われた大会が正式な第1回大会と見なされており、最初の大会にはアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、チリの4カ国が参加しました。その後も、パラグアイ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア、ベネズエラが次々に加わり、最終的に南米全10カ国が参加するまでに成長しました。

1975年以降、コパ・アメリカは毎年開催される代わりに、放送権の影響で1987年大会以降は2年ごとの開催に変更されました。その後、2004年のペルー大会以降、再び4年ごとの開催に戻りました。

招待国と国際的参加

1993年のエクアドル大会から、北中米カリブ海サッカー連盟（CONCACAF）からメキシコやアメリカ合衆国が招待されるようになり、以降の大会でも馴染みのあるシステムとなりました。特にメキシコは1993年から2017年までの各大会にほぼ毎回招待されており、実質的にレギュラー出場国となっていました。

さらに、日本が1999年大会に初めて参加し、2011年大会には招待を受けながら東日本大震災の影響で辞退しましたが、2019年大会には再び参加を果たしました。また、2022年ワールドカップ開催国のカタールも初めて招待されました。

100周年と今後の展望

2016年にはアメリカでコパ・アメリカ・センテナリオが開催され、ここで100周年の記念が祝われました。この大会では、南米と北中米の代表チームが共に競い合い、チリが優勝を手にしました。観客動員数も記録的となり、サッカーファンの注目を集めました。

その後、2019年大会はブラジルで行われ、ペルーを破ったブラジルが9度目のタイトルを獲得しました。2020年以降は、UEFA欧州選手権と合わせて偶数年に大会を開催することが決定し、2024年には再びアメリカでの開催が待たれています。

開催方法と仕組み

現在の大会形式は、CONMEBOLの加盟国10チームに加え、招待国2チームを加えた計12チームによって構成されます。これらのチームは4チームずつ3つのグループに分かれ、グループリーグを戦います。各グループの上位2チームと、成績の上位2チームが決勝トーナメントに進出します。

南米の大会として、コパ・アメリカには特別な予選が設定されていません。これは大陸王者を決定する大会の中で唯一のケースです。

以下は、これまでの統計や参加国の成績の概要です。

統計と成績

これまでの大会において各国の勝点や優勝回数などが記録されており、最新のデータは2024年大会終了時点のものでまとめられています。

日本代表の参加

日本代表は1999年大会に初めて招待され、2011年大会にも招待を受けましたが辞退。その後も2019年大会には参加しましたが、結果はグループリーグでの敗退となりました。日本サッカーの国際大会における位置付けや進展についても、さらなる期待が寄せられています。

このように、コパ・アメリカは南米サッカー連盟の歴史とともに多くのドラマと興奮を生んできた伝統的な大会であることがわかります。

もう一度検索