コパ・ガナドーレス・デ・コパとは？意味をやさしく解説

コパ・ガナドーレス・デ・コパ

コパ・ガナドーレス・デ・コパ（Copa Ganadores de Copa）、またはレコパ・スダメリカーナ・デ・クルーベス（Recopa Sudamericana de Clubes）は、存在しない南米サッカー連盟（CONMEBOL）が主催したクラブチームに向けたトーナメントです。この大会は1970年に初めて開催され、ボリビアのマリスカル・サンタ・クルスがその年のチャンピオンに輝きました。しかし、1971年の第2回大会の間に評価が下がり、最終的には親善大会に格下げされ、以降の開催は見られませんでした。

大会の参加条件

参加チームは南米各国の国内カップの直近の優勝チーム、またはコパ・リベルタドーレス出場権を持たない最上位のチームが選ばれました。具体的な出場条件は国ごとに異なっていました。

各国ごとの出場基準

- アルゼンチン: コパ・アルヘンティーナの優勝チーム。ただし、1970年はコパ・リベルタドーレスに参加したボカ・ジュニアーズが該当したため、準優勝のアトランタが出場。
- ボリビア: コパ・リベルタドーレスの出場資格を持たない中での最上位チーム。
- チリ: 1969年の国内リーグでの3位と4位のチームによるプレ＝レコパの優勝者。
- エクアドル: コパ・エクアドルの優勝チーム。
- パラグアイ: コパ・リベルタドーレス出場資格を有していない中での最上位チーム。
- ペルー: 同様の条件を持つ。
- ウルグアイ: トルネオ・デ・コパの優勝チーム。
- ベネズエラ: コパ・デ・ベネスエラの優勝チーム。ただし、1970年はコパ・リベルタドーレスに参加したデポルティーボ・ガリシアがいたため、準優勝のUDカナリアスが出場。

大会形式

大会は2つのグループに分けられ、各グループは総当たり戦方式で競われました。グループごとの1位が決勝に進出し、決勝は2レグで行われる予定でした。各グループは異なる都市で開催されます。

コパ・ガナドーレス・デ・コパ 1970

1970年の大会では、ブラジルとコロンビアのチームが参加を拒否しました。そのため、グループ1は3チーム、グループ2は5チームで構成されることになりました。

決勝

1970年の決勝では、全体の構成や形式において変則的な進行があり、新たなチャンピオンの誕生を迎えました。しかし、ブラジルとコロンビアの不参加があったことで、また異なる成果が待っていました。

コパ・ガナドーレス・デ・コパ 1971

1971年も前回同様、ブラジルとコロンビアが参加を拒否しました。この年も大会形式は変更なく採用されたものの、デポルテス・コンセプシオンが出場を辞退し、ウラカン・ブセオからは参加確認の返答がありませんでした。この結果、CONMEBOLは大会を親善トーナメントに変更し、トロフィーも授与されないことになりました。

グループ1の試合は行われず、グループ2では元の予定通りの試合が続行され、アメリカが親善トーナメントのチャンピオンと称されることになりました。

出典

コパ・ガナドーレス・デ・コパは、過去の南米のサッカー文化を物語る貴重な舞台でしたが、時代の流れとともに姿を消しました。

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