コミック アース・スター

コミック アース・スター 概要

『コミック アース・スター』は、アース・スター エンターテイメントが運営するウェブコミック配信サイトです。元は紙媒体として2011年に創刊されましたが、2014年には休刊し、2015年からはデジタル版としてリニューアルしました。

設立の背景

このサイトは、カルチュア・コンビニエンス・クラブが設立したアース・スター エンターテイメントの一環として、2010年に創刊が発表されました。創刊に向けた準備として、pixivで新人漫画家やイラストレーターを募り、創刊準備号を無料で配布するなどのキャンペーンが行われました。また、インターネットラジオによる先行放送も行われました。

メディアミックスを意識した展開

『コミック アース・スター』は、「漫画から始まる、メディアミックスコミック誌」というキャッチフレーズのもと、メディアミックスを重視した作品を数多く展開しています。月刊誌としては珍しく、表紙や巻頭に声優のグラビアが掲載され、他社のキャラクターとのコラボレーションも行われています。特に、人気漫画やアニメのキャラクターが活躍する作品が多く見られます。

創刊準備号

2010年には創刊準備号がコミックマーケット78や秋葉原で無料配布されました。この号には、本誌の編集部員キャラクターたちを描いた漫画や、ボイスドラマを収録したCDが付録として添付され、話題を呼びました。

インターネットラジオ

創刊時には、公式サイトで「創刊!コミック アース・スター 編集会議」というインターネットラジオ番組が放送され、中原麻衣や早見沙織などの声優が参加しました。番組内容には漫画制作に関する話や体験談が盛り込まれ、一部は後に漫画化されるなど、多くのファンに支持を受けました。

デジタル版の移行と影響

2014年末には紙媒体としての休刊が決定し、デジタル版に移行することとなりました。その理由について、編集長はデジタル環境の変化により多くの漫画家がデジタルでの作品制作を選択するようになったことが背景にあると説明しています。アプリ開発の不具合があったものの、2015年からはPC向け、さらにスマートフォン向けアプリ版がリリースされ、読者に新たな利便性を提供することに成功しました。

連載作品

デジタル版では多様な連載作品が展開されており、その中には「てーきゅう」や「エミル・クロニクル・オンライン」などの人気タイトルも含まれています。これらの作品は多くのファンに支持され、様々なメディア展開も行われています。

主催賞の設立

また、アース・スター コミック大賞や国民的まんがグランプリなど、新人漫画家を発掘するための賞も設立され、若手クリエイターにとって大きな登竜門となっています。

おわりに

『コミック アース・スター』は、その独自のコンセプトと新しいメディアでの試みを通じて、漫画界に新風を吹き込んでいます。今後も様々なクリエイションの発信地として、多くのファンに愛され続けることでしょう。

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