コミックレヴォリューション

コミックレヴォリューション（通称：レヴォ、Cレヴォ）は、コミックレヴォリューション準備会が主催した、ジャンルを問わない同人誌即売会です。1987年1月に始まり、2005年4月24日の「Comic Revolution37 FINAL」をもって終了しました。

概要

コミックマーケット（コミケ）と同様に、ボランティアによって運営され、企業による開催ではありませんでした。同人誌即売会として、幅広いジャンルの作品を受け入れる「オールジャンル同人誌即売会」を標榜し、37回にわたり開催されました。入場時にサークルカタログの購入が必須とされ、事実上の有料入場制でした。

初期の頃は男性参加者が少なかったものの、1989年の第6回に男性に人気の高いサークルが参加したことをきっかけに、男性参加者が徐々に増加しました。1994年のコミックシティ in幕張の中止を機に、表現規制の動きが強まる中、企業イベントが男性向けの性表現に厳しい態度を示す一方で、コミックレヴォリューションは男性向け同人誌に寛容な姿勢を貫きました。そのため、後期には男性向け同人誌を制作するサークルが数多く集まるようになりました。

開催は春と秋の年2回で、会場は主に池袋サンシャインシティが使用されました。ただし、第33回（2003年4月29日）と第35回（2004年4月29日）は東京ビッグサイトで開催され、女性向けサークル中心の同人誌即売会「コミックルネッサンス」と同時開催されました。

終了後

コミックレヴォリューションの終了は、年2回のコミックマーケットの間を埋める、東京地区における男性向けオールジャンル即売会の消失を意味しました。このため、コミックレヴォリューションの終了後、その役割を担うべく、春と秋に複数の同種の即売会が立ち上がり、「ポストレヴォを巡る動き」として注目されました。しかし、それらのイベントのほとんどは数回で終了し、長らく開催されていたサンシャインクリエイションも2014年をもって4月開催を取りやめたため、現在では2007年から開催されているCOMIC1（長らく春のみ開催でしたが、2017年以降は秋にも開催）が、コミックレヴォリューションの流れを汲むイベントとして存在しています。

脚注

コミックレヴォリューションの名称は、書籍等で「コミックレボリューション」と表記されることもありますが、「コミックレヴォリューション」が正式名称です。

関連項目

市川孝一

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