コミュニティナース

コミュニティナースとは

コミュニティナースは、Community Nurse Company株式会社の代表取締役である矢田明子が提唱する、従来の看護の枠にとらわれない新しい概念です。「コミナス」と略されることもあります。

定義

コミュニティナースは、街や人々の暮らしの中に日常的に存在し、医療や看護の知識・技術を用いて、人々の「楽しい」や「元気」を応援する存在です。特定の資格や職業を指すものではなく、地域コミュニティにおける看護のあり方を表す概念です。

コミュニティナースは、『人とつながり、まちを元気にする』という理念に基づき、地域住民の身近な存在として、日々の喜びや楽しみを共に創り出し、心身の健康と安心をサポートします。それぞれの専門性を活かしながら、地域の人々や異なる専門性を持つ人々との連携を通じて、中長期的な視点で自由かつ多様なケアを実践することが特徴です。実践の方法や内容は多岐にわたり、100人いれば100通りの活動の形が存在し、社会に広がりつつあります。

既存の職業との違い

コミュニティナースは、保健師や社会福祉協議会など既存の職業や制度と混同されることがありますが、これらは特定の資格や制度に基づくものであるのに対し、コミュニティナースはあくまで概念である点が大きく異なります。コミュニティナースは、特定の職業や資格に縛られず、地域に根ざした活動を通じて、人々の健康と幸福を支援する存在です。

メディアでの紹介

コミュニティナースの活動は、以下のメディアでも紹介されています。

2016年11月13日：NHK総合「サキどり↑地域医療に挑む　コミュニティーナース」
2019年2月10日：一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会（BMIA）ビジネスモデルオリンピア
2018年9月27日：BS朝日「GAME CHANGERS」新しい“看護”のカタチ。“コミュニティナース”って？
2019年6月4日：NHK「視点・論点」知っていますか？　コミュニティナース
2021年4月14日：TSKさんいん中央テレビ「ソノタネ　～コミュニティナースカンパニー篇～」
2022年2月17日：ICCサミット FUKUOKA 2022 「ソーシャルグッド・カタパルト」

参考文献

『コミュニティナース』（矢田明子著、木楽舎、2019年2月19日）

関連論文

2021年: The revitalization of “Osekkai”／コロナ禍における日本地方農村部の課題と「おせっかい」をベースとした自主的ソーシャルワークの重要性について
2021年: Rural Social Participation through Osekkai during the COVID-19 Pandemic／COVID-19パンデミック時のおせっかいによる地域の社会参加について
2022年: A Solution for Loneliness in Rural Populations: The Effects of Osekkai Conferences during the COVID-19 Pandemic

外部リンク

Community Nurse Comapny株式会社
一般社団法人コミュニティナースラボラトリー
* 医療現場の“思い込み”に「嘘つけ！」と叫びたい

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