コメディNo.1
コメディNo.1（コメディナンバーワン）
コメディNo.1は、1967年から2009年まで日本で活動していた漫才コンビで、吉本興業に所属していました。コンビ名は、吉本新喜劇の作家である檀上茂によって命名され、略称は「コメワン」と呼ばれました。彼らは大阪府大阪市出身であり、漫才界に多大な影響を与えました。
メンバーのプロフィール
坂田 利夫（さかた としお）
前田 五郎（まえだ ごろう）
漫才の道へ
彼らは元々、吉本新喜劇の座員として活動していましたが、同じく新喜劇出身の先輩・西川きよしから「漫才はもうかるでえ」と誘われ、コンビを結成することになります。初期にはラジオ番組『ヒットでヒット バチョンといこう!』に出演し、その人気で非常に高い聴取率を記録しました。また、関西テレビの『爆笑寄席』でも体を張ったコントで名声を得ました。
彼らの活動の中で、坂田のソロ活動が多くなり、コンビとしての公演は主になんばグランド花月等の舞台に集中しました。興味深いことに、プライベートではほとんど交流がなく、漫才コンビでも仲が悪いことで知られていました。
重大な事件と解散
2009年には、前田が中田カウスへの脅迫状事件に関与していたとの報道があり、騒動を受けて彼のタレント活動が休養となりました。同年7月、吉本興業は彼が警察の聴取を受けていたことを発表し、解散が発表されます。前田はその後、吉本興業を解雇されたのです。
2021年には前田が79歳で亡くなり、その2年後の2023年には坂田も82歳で死去しました。これにより、コメディNo.1の歴史は幕を閉じました。
受賞歴
コメディNo.1は数々の賞を受賞しています。
主な出演作品
彼らの主な活動としては、ラジオ番組、テレビドラマ、CMなどが挙げられます。特に、次のような番組での存在感は大きかったです。
- - ラジオ: 『ヒットでヒット バチョンといこう!』
- - テレビ: 『爆笑寄席』、『あっちこっち丁稚』、『エンジェルツアーハッピークイズ』、など
音楽活動
コメディNo.1の特徴的な楽曲として「アホの坂田」があります。この曲は1972年にリリースされ、坂田のキャラクターが広まりました。しかし、曲名の影響で大阪府教育委員会からの申し入れにより自粛が行われ、一時的に廃盤となりました。それでも、この曲は後年にわたってさまざまな場面で使われ、記憶に残る存在であり続けています。
結論
コメディNo.1は、日本のお笑い界において重要な役割を果たした漫才コンビでした。彼らのユニークなスタイルと独特のキャラクターを持って、多くのファンに愛されてきました。その歴史は、現在でも多くの人々に語り継がれています。
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。