コロラド党 (ウルグアイ)

コロラド党 (ウルグアイ)

コロラド党（Partido Colorado）は、ウルグアイの政党であり、かつては拡大戦線が勝利するまで、ウルグアイの二大政党制の一翼を担っていました。「コロラド（Colorado）」とは、ここでは「赤」を意味します。

特徴

コロラド党は、自由主義と社会民主主義を掲げる政党であり、モンテビデオを中心とした都市住民を主要な支持基盤としています。19世紀においては、親ブラジル、親英仏の立場を取り、バルトロメ・ミトレが台頭するまでは親アルゼンチン派であったブランコ党としばしば内戦を繰り返しました。このような政治対立が内戦に発展する状況を解消するには、ホセ・バッジェ・イ・オルドーニェスの改革を待つ必要がありました。

歴史

19世紀半ばから20世紀にかけて、コロラド党はウルグアイの与党として長きにわたり政権を担いました。1865年から1959年までの間はコロラド党政権が続き、1958年の選挙でブランコ党に敗れるまで、その地位を維持しました。

コロラド党からは、ウルグアイの初代大統領であるフルクトゥオソ・リベラをはじめ、ブラジルの支援を受けて政権を獲得し、三国同盟戦争を戦ったベナンシオ・フロレス、ウルグアイを大改革したホセ・バッジェ・イ・オルドーニェス、軍にトゥパマロスの鎮圧を任せて政権を奪われたフアン・マリーア・ボルダベリー、そして民政復帰を印象付けたフリオ・マリア・サンギネッティなど、数々の重要な政治家が輩出されています。

コロラド党は、ウルグアイの政治史において重要な役割を果たし、その政策や思想は、現代のウルグアイ社会にも大きな影響を与えています。

関連項目

国民党 (ウルグアイ)
コロラド党 (パラグアイ)

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