コロンビア (原子力潜水艦)

コロンビア（USS Columbia, SSN-771）についての詳細

コロンビア（USS Columbia, SSN-771）は、アメリカ海軍が運用するロサンゼルス級原子力潜水艦の60番艦です。この艦の名前はサウスカロライナ州、ミズーリ州、イリノイ州のコロンビアに由来しています。コロンビアという名を持つ艦としては8隻目であり、過去の艦名にはそれぞれ異なる由来が存在します。たとえば、前の艦はクリーブランド級軽巡洋艦の2番艦（CL-56）であり、これはサウスカロライナ州コロンビア市にちなんで名付けられました。

艦歴

コロンビアの建造は1988年12月14日に始まりました。建造はコネチカット州グロトンにあるジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社に依頼され、1993年4月21日に起工しました。進水は1994年9月24日に行われ、この時コロンビアは伝統的な方法で進水します。この艦は、1,300フィートの木製傾斜路を使い毎年技術革新が進む中、この進水方法で進水した最後の潜水艦となりました。その後の艦は、ドックに水を注入して進水する方式を取っています。

艦名の発表はヒラリー・クリントンにより行われ、1995年10月9日にデール・G・ゴーヴァン艦長の指揮の下で正式に就役しました。コロンビアには多くの任務が与えられ、その活動はアメリカ海軍において重要な役割を果たしています。

沈没報道

2010年3月26日、韓国のメディアではコロンビアが韓国の白翎島付近で沈没したとの情報が報じられました。この事件は大韓民国海軍の哨戒艦「天安」沈没事件と同日に発生したとされます。しかし、その後の情報では、コロンビアは依然として活動を続けていたことが確認され、期間中に琉球周辺の基地に停泊していたという記録も残されています。実際、琉球日報は2010年4月5日の記事で、「3日にも同基地には原潜ヒューストン（同）とコロンビア（同）が沖合停泊しており」と記載しています。

コロンビアの特徴

コロンビアはロサンゼルス級の一環として、潜水戦闘能力、情報収集能力、そしてスピードに優れています。また、最新の技術を駆使した艦載機器や地形認識システムを備えており、さまざまなミッションに対応可能です。防御力についても高水準であり、艦体は音響静粛性を考慮した設計となっています。

まとめ

コロンビアは、アメリカ海軍の歴史的な潜水艦として、その名の由来や艦歴に多くの興味深いエピソードがあります。ロサンゼルス級原潜の一員として、未来の任務においてもその存在感を示すことでしょう。

もう一度検索