コン (BLEACH)

コン

漫画『BLEACH』に登場するキャラクター、コンは、特殊な魂魄として知られています。彼の体はライオンのぬいぐるみに隠されており、常に可愛らしい姿をしていますが、実は戦闘用に改造された魂魄です。コンの身長は27センチ、体重は182グラムで、誕生日は12月30日です。このキャラクターは、アニメ版では声優・真殿光昭によって演じられています。

特徴と能力

コンは、尸魂界で行われた尖兵計画の一環として開発された「モッド・ソウル」です。彼は「下部強化型」に分類され、驚異的な脚力を持っており、100メートルを3秒8で走り抜けることができ、垂直跳びではなんと13メートル56センチという記録を誇っています。通常はぬいぐるみの中に隠れていますが、黒崎一護が死神代行業をしている間には、彼の肉体に入り込み行動します。しかし、ぬいぐるみに入っている間は戦闘力を失ってしまいます。

コンは、名づけられる際に一護が「カイ」と呼ぼうとしたところ、かっこいい響きが気に入らず「コン」と決まったそうです。一人称は「俺様」で、少し傲慢な性格を持っています。彼は一護との関係はやや衝突があるものの、実は深い友情を抱いています。

性格

コンの性格は自由奔放で本能的に動き回る傾向がありますが、一護には特別な思いを持っているところがあります。また、彼は女性の胸に対して非常に敏感で、ルキア以外の胸の小さな女性には興味を示さず、「盛り」という表現で女性の胸の大きさを評価します。これにより、時折コミカルなシーンを生み出しています。

過去

コンは元々粗悪品として浦原商店に保管されていましたが、ある手違いでルキアの元に渡ることになります。一護の身体を借りて一騒動を起こし、その後ルキアに拾われ、以来彼女を「姐さん」と呼んで慕っています。改造魂魄としての彼の運命は、彼が誕生した日に廃止される運命にあることを意識させ、彼に命の価値を理解させる要因ともなりました。彼は小さな命までも大切にし、守ることに自覚的です。

活動と登場シーン

『BLEACH』の本編では、コンは26巻まで登場し、その後の登場は58巻に再び現れます。物語の中で彼は一護や仲間とのコメディリリーフ的存在として活躍します。尸魂界篇では、一護の肉体に入って生活し、特に遊子との絡みがコミカルな場面を作っていました。破面篇では、一護の活動を陰で支える役割を果たし、時には不運について回ることもありました。

カラクライザーとアニメでの登場

劇中での変身ヒーロー「魂葬刑事カラクライザー」としても知られており、彼の姿は白いヘルメットとマントで特徴づけられています。カラクライザーには数々のユニークな仕掛けがあり、例えば、ポーズを決めないと爆発するという設定があります。アニメでは、彼のキャラクター性を引き立てるエピソードも多くあり、原作やOVA中でも頻繁に登場します。

まとめ

コンは、『BLEACH』における重要なキャラクターで、その個性的な魅力とユーモアで多くのファンに愛されています。彼の存在は、作品のなかで単なる戦闘用の魂魄以上の価値を持っており、時には感動的な場面を作り出す重要な役割まで果たしています。

もう一度検索