コンフィデンシャル/共助

コンフィデンシャル/共助

『コンフィデンシャル/共助』は、2017年に公開された韓国のアクション映画で、監督はキム・ソンフンです。主演には人気俳優ヒョンビンとユ・ヘジンが起用され、リリース以来大ヒットを記録しました。この作品は、観客動員数718万人という驚異的な数字を達成し、2017年度上半期の観客動員数1位を獲得しました。さらに、本作の続編『コンフィデンシャル:国際共助捜査』が2021年に製作されることが発表されています。

あらすじ

物語は、北朝鮮の刑事イム・チョルリョン（ヒョンビン）がアメリカドルの偽札を作成する犯罪グループの逮捕任務を遂行中に、上司チャ・ギソン（キム・ジュヒョク）の裏切りによって仲間と妻を失い、重要な銅版を奪われるところから始まります。北朝鮮の指導部は、逃亡したチャ・ギソンを捕まえ、奪われた銅板を取り戻すため、南北会談が行われる3日間の猶予を設け、その間にチョルリョンをソウルに送り込みます。

韓国側は、この任務を引き受けた庶民派のダメ刑事カン・ジンテ（ユ・ヘジン）を派遣し、初の“南北共助捜査”が密かに始まります。だが、韓国の国家情報院は北朝鮮側の真実の意図を探るため、カンにチョルリョンを監視するよう命じます。互いの立場や思惑が交錯する中、出会うはずのなかった二人の刑事は、強大な犯罪集団との戦いに巻き込まれていきます。

キャスト

本作では、魅力的なキャスト陣が作品を支えています。警察官を演じたイム・チョルリョン役のヒョンビンは、特にその演技力で多くのファンを魅了しました。カン・ジンテ役のユ・ヘジンも、ユーモアと人間味あふれる演技で物語に深みを加えています。その他、キム・ジュヒョク（チャ・ギソン役）や、チャン・ヨンナム（パク・ソヨン役）といった実力派俳優が脇を固め、キャラクターたちに迫力を与えています。

興行成績と受賞

『コンフィデンシャル/共助』は、韓国国内で累積観客数7,817,446名を記録し、興行成績も非常に好調です。また、2017年度には複数の賞を受賞し、ユナ（パク・ミニョン役）は女性人気賞を獲得しました。特にアクション映画としての評価が高く、ファンタジア国際映画祭での最高アクション映画賞やアジア・フィルム・アワードでのネクスト・ジェネレーション賞など、多くの称賛を浴びました。

日本での公開

日本では、2020年11月22日に東京池袋の名画座「新文芸坐」でオールナイト番組が開催され、ドラマ『愛の不時着』で再びヒョンビン人気が高まっている中、この映画も再上映されることが決定しました。このように、『コンフィデンシャル/共助』は国内外で広く支持を受けた作品として、その名を刻んでいます。

まとめ

南北の国境を超えた捜査とダイナミックなアクションが融合した『コンフィデンシャル/共助』は、観客を引き込む緊張感や感動が詰まった作品です。これからも続編の公開を期待しつつ、ぜひ一度この映画を楽しんでみてください。

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