コンフィンドゥストリア

コンフィンドゥストリア (Confindustria)

コンフィンドゥストリア（Confindustria）は、正式名称をイタリア産業総連盟（Confederazione Generale dell'Industria Italiana）といい、イタリアの産業界を代表する主要な経済団体です。一般的には「イタリア経団連」や「イタリア工業連盟」とも訳されます。この組織は、国内の産業界の意見を集約し、政府や国際機関に対してイタリア企業の利益を代弁する役割を担っています。

設立と規模、目的

コンフィンドゥストリアは、イタリアにおける産業活動の発展を促進するため、1910年に設立されました。その設立以来、イタリア経済の重要なプレーヤーとしての地位を確立しています。現在、この総連盟には、大小さまざまな規模の企業からなるおよそ126,000社の法人と、約4,770,000人もの個人が加盟しています。コンフィンドゥストリアの根幹的な目的は、加盟企業がより良い経済環境で活動できるよう多角的な支援を提供すること、そして、イタリア経済全体の持続的かつ健全な成長に貢献することです。国際的な活動としては、国際経営者団体連盟（IOE）にも加盟しており、世界の産業界との連携も図っています。

関連組織との関わり

コンフィンドゥストリアは、その活動の一環として、新たな組織の設立にも積極的に関与してきました。特に、経営幹部育成のための研究機関であるISTUD（Istituto Studi Direzionali）や、工学関連企業の連合体であるAssingegneriaといった、産業界の発展に貢献する異なる分野の組織設立に貢献しています。これにより、イタリア産業界全体のレベルアップや専門性の向上を側面から支援しています。

歴代代表者

コンフィンドゥストリアを率いてきた主な代表者は以下の通りです。

1910年 - 1913年: ルイージ・ボンネフォン
1913年 - 1918年: フェルディナンド・ボッカ
1918年 - 1919年: ダンテ・フェッラーリス
1919年: ジョヴァンニ・バッティスタ・ピレッリ
1919年 - 1920年: ジョヴァンニ・シルヴェストリ
1920年 - 1921年: エットーレ・コンティ
1922年 - 1923年: ライモンド・タルジェッティ
1923年 - 1934年: アントーニオ・ステーファノ・ベンニ
1934年: アルベルト・ピレッリ
1934年 - 1943年: ジュゼッペ・ヴォルピ・ディ・ミズラータ
1943年: ジョヴァンニ・バレッラ
1943年: ジュゼッペ・マッツィーニ
1944年 - 1945年: ファビオ・フリッジェリ
1945年 - 1955年: アンジェロ・コスタ
1955年 - 1961年: アリギエーロ・デ・ミケーリ
1961年 - 1966年: フリオ・チコーニャ
1966年 - 1970年: アンジェロ・コスタ
1970年 - 1974年: レナート・ロンバルディ
1974年 - 1976年: ジョヴァンニ・アニェッリ
1976年 - 1980年: ジュリオ・カルリ
1980年 - 1984年: ヴィットーリオ・メルローニ
1984年 - 1988年: ルイージ・ルッキーニ
1988年 - 1992年: セルジョ・ピニンファリーナ
1992年 - 1996年: ルイージ・アベーテ
1996年 - 2000年: ジョルジョ・フォッサ
2000年 - 2004年: アントーニオ・ダマート
2004年 - 2008年: ルーカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ
2008年 - 2012年: エンマ・マルチェガーリア
* 2012年 - 現在: ジョルジョ・スクインジ

（注：リストは2012年時点の情報に基づいています）

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