ゴスロリブランド一覧

ゴシック、ロリータ、およびゴシック&ロリータファッションのブランドを一覧で紹介します。これらのブランドは、独特のデザインと世界観でファッション愛好家を魅了し、日本のサブカルチャーに大きな影響を与えてきました。

ブランド一覧

Algonquins（アルゴンキン）

ゴシックパンクブランドとして知られていましたが、運営会社である（株）アーミッシュが2019年に破産手続きを開始し、ブランド展開は終了しました。

alice auaa（アリスアウアア）

デザイナー船越保孝が手掛けるゴシックブランドです。退廃的な美しさとエレガンスを基調とし、ガーゼ素材のアイテムが特徴です。1993年に神戸でショップをオープンし、その後大阪へ移転。L'Arc〜en〜Cielのhydeへの衣装提供や大阪コレクションへの参加など、幅広い活動を行いました。

Alpstola（アルプストラ）

ATELIER BOZ出身のデザイナーが立ち上げたブランドで、ATELIER BOZを運営しています。

Angelic Pretty（アンジェリックプリティ）

ロリータファッションを代表するブランドの一つです。1979年にセレクトショップ「Pretty」としてスタートし、後に現在のブランド名に変更しました。ピンクを基調とした可愛らしいデザインが特徴で、店舗内装もピンクで統一されています。

Apleberute（アプレビュート）

2022年5月にデビューしたゴスロリブランドで、元Lumiebreの中心メンバーが設立しました。株式会社ボヌール・シュエットが運営しています。

ATELIER BOZ（アトリエボズ）

中世ヨーロッパのクラシカルなシルエットが特徴のゴシックブランドです。1995年に柴田孝史と市村恵司が設立し、ビジュアル系ミュージシャンへの衣装提供も行っています。2021年に一時休止しましたが、2022年に再開しました。現在はAlpstolaの元で運営されています。

LAPIN AGILL（ラパン・アジェル）

ATELIER BOZの別ラインで、よりエレガントで大人びたデザインが特徴です。

ATELIER-PIERROT（アトリエピエロ）

ゴスロリブランドおよびセレクトショップで、オーナー兼デザイナーは大橋敬子です。ラフォーレ原宿に本店を構え、自社ブランド製品の他、他ブランドも取り扱っています。宇都宮店はAngelic Prettyと、大阪店はATELIER BOZと合同店舗です。初期のゴスロリ業界において重要な役割を果たしました。

BABY, THE STARS SHINE BRIGHT（ベイビー・ザ・スターズ・シャイン・ブライト）

甘ロリの代表的なブランドの一つで、1988年に磯部明徳と磯部フミ子夫妻が設立しました。ピンクやサックスをメインカラーとし、子供服のような可愛らしいデザインが特徴です。姉妹ブランドとしてALICE and the PIRATESがあります。『下妻物語』に登場するブランドとしても知られています。

ALICE and the PIRATES（アリス・アンド・ザ・パイレーツ）

BABY, THE STARS SHINE BRIGHTの姉妹ブランドで、「海賊の中に紛れ込んだアリス」をテーマに、黒や紺を基調としたデザインが特徴です。メンズデザインも展開しています。

BLACK PEACE NOW（ブラックピースナウ）

2004年にPEACE NOWの姉妹ブランドとして設立されたゴシックブランドです。パンク寄りのデザインが特徴で、メンズラインも展開していましたが、2013年にブランド休止しました。

Doris（ドーリス）

ロリータブランドで、初期はゴシックロリータ風のデザインが中心でしたが、顧客の要望に応じてピンクを取り入れた商品も展開しました。セレクトショップ「Dolly」を運営していましたが、2017年に閉店しました。

excentrique（エクサントリーク）

アンティーク調のコルセットブランドで、上品なデザインが特徴でしたが、2018年にブランド解散しました。

Fairy wish（フェアリーウィッシュ）

元Moi-même-moitiéのデザイナー、小林ありすが2003年に立ち上げたロリータブランドです。

h.NAOTO（エイチ・ナオト）

ゴシックブランドとして知られています。

Heart E（ハートイー）

子供服を大人のサイズで展開したロリータブランドです。ドラマ『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』に衣装提供をしています。

Innocent World（イノセント・ワールド）

クラシカルで上品なロリータブランドで、王冠モチーフが特徴です。アイテムの可愛らしさに定評があり、略称としてイノセント、イノワなどが使われます。

Jesus Diamante（ジーザスディアマンテ）

姫ロリ系のブランドで、ロリータファッションに分類されることが多いです。

Juliette et Justine（ジュリエット・エ・ジュスティーヌ）

クラシカルでエレガントなゴスロリブランドで、大人びたデザインが特徴です。デザイナーは中村真理で、元Victorian maidenのデザイナーです。

KAWAIKO（かわいこ）

フランス初のゴスロリブランドで、原宿のファッションにインスピレーションを得たデザインが特徴です。日本の女性がキャラクターデザインを担当しています。

Lumiebre（ルミエーブル）

日傘ブランドとしてスタートしたゴシック・ゴスロリブランドですが、2021年春に新商品のリリースを終了し、ブランド運営は終了しています。

MARBLE（マーブル）

レースを多用した高級感のあるデザインが特徴のゴスロリブランドで、デザイナーは泉さおりです。ブランド名の由来は、泉の髪色がマーブル模様だったことによります。

Mary Magdalene（メアリー・マグダレン）

ロリータブランドで、デザイナーは田中利絵子です。聖書の登場人物マグダラのマリアに由来するブランド名で、女性の二面性をテーマにしています。

MAXICIMAM（マキシマム）

ゴスロリ、パンク系のブランドで、デザイナーは黒玉と黒猫です。複数のラインを展開しています。

metamorphose temps de fille（メタモルフォーゼ・タン・ドゥ・フィーユ）

甘ロリの代表的なブランドの一つで、略称はメタモル、メタモなどです。デザイナーは加藤訓仁子で、ブランドオリジナルキャラクターとして「ぱんくましゃん」「らビッチchang」がいます。

MIHO MATSUDA（ミホマツダ）

ゴシック＆ロリータブランドで、デザイナーは松田美穂です。「洗練された少女の宝箱」をコンセプトに、ヨーロピアンテイストを取り入れたデザインが特徴です。ビデオゲーム『Devil May Cry』とのコラボレーションも行っています。

MILK（ミルク）

後のロリータファッションに大きな影響を与えた最古のブランドの一つで、パンクロリータの代表的なブランドです。

Millefleurs（ミルフルール）

ロリータブランドで、クラシックなMillefleursと黒主体のMille Noirsの二つのラインがあります。

Moi-même-Moitié（モワ・メーム・モワティエ）

MALICE MIZER|MALICE_MIZERのManaが設立したゴシックブランドで、略称はモワティエです。E.G.L（エレガント・ゴシック・ロリータ）とE.G.A（エレガント・ゴシック・アリストクラット）の2ラインを展開しています。Manaの好きな青がブランドの定番色です。

Princess Doll（プリンセスドール）

クラシカルなロリータブランドで、デザイナーは綾です。

PUTUMAYO（プトマヨ）

ロリータ寄りのパンクブランドで、ゴスロリファッションの入門者にも人気があります。

Soufflesong（ソフルソング）

中国を拠点とするインディーロリータファッションブランドです。

Victorian maiden（ヴィクトリアンメイデン）

クラシカルロリータブランドで、ヴィクトリア時代の女性をテーマにしています。姉妹ブランドとしてBeth、VMも展開しています。Mary MagdaleneやJuliette et Justineのデザイナーを輩出しました。

VISIBLE（ヴィジブル）

クラシカルロリータブランドで、デザイナーはレイチェルです。当初は様々な色を扱っていましたが、ATELIER-PIERROTの要望で黒い服を増やしたところ売上が伸び、黒がブランドの特徴となりました。姫袖とレースを多用したデザインも特徴です。

Vivienne Westwood（ヴィヴィアン・ウエストウッド）

イギリスのパンクブランドとして知られています。

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危機裸裸商店（ききららしょうてん）

コルセットと帽子をメインとするゴシックブランドで、デザイナーはKiKiです。一点物の商品を展開しています。ブランドコンセプトは架空の島「危機裸裸島」から来た住人が地上で店を開いたという設定です。

Dangerous nude（デンジャラスヌード）

危機裸裸商店の姉妹ブランドで、「ニューアンティーク」をコンセプトにカジュアルな商品展開をしています。

少女貴族（しょうじょきぞく）

ALI PROJECTの宝野アリカがプロデュースするロリータブランドで、「可愛くない女の子なんていない」というコンセプトで展開。一点物のヘッドドレスなどが人気でしたが、販売を終了し、公式HPも閉鎖されました。

この一覧は未完成です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

脚注

参考文献

ゴシック・ロリータ&パンクインタビューBOOK(ISBN 9784777803620)
ゴシック&ロリータバイブル VOL.25(ISBN 9784757333741)
ゴシック&ロリータバイブル VOL.29(ISBN 9784757334137)
アトリエサード『ネオ・ゴシック・ヴィジョン』アトリエサード〈トーキングヘッズ叢書, No.33〉、2008年。ISBN 9784883750887。
松浦桃『セカイと私とロリータファッション』青弓社、2007年。ISBN 9784787232755。
ゴシック・ロリータ&パンクブランドBOOK Vol.1(ISBN 9784777801572)
ストリートモードブック―ネオ★ゴシック・ロリータ(ISBN 9784766117684)
『産経新聞首都圏版』2008年9月9日付
ファッション記者は見た!日本繊維新聞編集部ブログ
『繊研新聞』2007年7月11日付け
ジャパネキスポ2007イベント結果報告書. 2009年8月12日閲覧

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