ゴビ・アルタイ県

ゴビ・アルタイ県

ゴビ・アルタイ県（モンゴル語: Говь-Алтай, ᠭᠣᠪᠢᠠᠯᠲᠠᠢ）は、モンゴル国を構成する21の県（アイマク）の一つです。県庁所在地はアルタイ。

概要

ゴビ・アルタイ県は、モンゴル国の南西部に位置しています。アルタイ山脈に近く、高緯度地帯に位置します。県名は、広大なゴビ砂漠と雄大なアルタイ山脈に由来しています。面積は約141,400平方キロメートルで、モンゴル国内で2番目に広い県です。

自然・気候

ゴビ・アルタイ県は、多様な自然環境を有しています。アルタイ山脈の山岳地帯からゴビ砂漠の砂漠地帯まで、変化に富んだ地形が広がっています。気候は乾燥した大陸性気候で、夏は暑く、冬は非常に寒くなります。降水量は少なく、年間を通して乾燥しています。

行政区分

ゴビ・アルタイ県は、18の郡（ソム）に分かれています。

アルタイ郡(Алтай)
バヤン-オール郡(Баян-Уул)
ビゲル郡(Бигэр)
ボガト郡(Бугат)
ダルビ郡(Дарви)
デルゲル郡(Дэлгэр)
エセンボラク郡(Есенбулаг)
ジャルガラン郡(Жаргалан)
タイシル郡(Тайшир)
トグレグ郡(Тугрег)
トンヒル郡(Тонхил)
ハリオン郡(Халиун)
ホフモリト郡(Хухеморьт)
ツォグト郡(Цогт)
ツェール郡(Цээл)
チャンドマニ郡(Чандмань)
シャルガ郡(Шарга)
エルデネ郡(Эрдэнэ)

これらの郡は、それぞれ独自の文化や産業を持っています。

観光地

ゴビ・アルタイ県には、観光客を魅了する自然の宝庫があります。

グレート・ゴビ原生自然保護区：1990年にユネスコによって指定された広大な自然保護区（53万1170㎢）です。絶滅危惧種であるゴビ熊（マザーライ）が生息することで知られています。この保護区は、ゴビ砂漠の生態系を保護し、貴重な動植物の生息地を守る上で重要な役割を果たしています。
砂丘：ゴビ砂漠の一部である砂丘は、その壮大な景観で人々を魅了します。特に夕日の時間帯には、砂丘がオレンジ色に染まり、幻想的な光景が広がります。

ゆかりの人物

ゴビ・アルタイ県は、様々な分野で活躍する人物を輩出しています。

日馬富士公平：元大相撲力士であり、第70代横綱です。父親の出身地であるゴビ・アルタイ県を出身地としていました。
東龍強：元大相撲力士です。ゴビ・アルタイ県出身です。
セルオド・バトオチル：陸上競技選手です。ゴビ・アルタイ県出身です。

参考文献

ゴビ・アルタイ県（県の紹介シリーズ 12)

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