ゴルゴ13 (アーケードゲーム)

ゴルゴ13 アーケードゲームシリーズ

『ゴルゴ13』は、同名漫画を原作としたアーケードガンシューティングゲームシリーズです。1999年にナムコ（後のバンダイナムコエンターテインメント）から第一作がリリースされ、その後2000年に『ゴルゴ13 奇跡の弾道』、2001年に『ゴルゴ13 銃声の鎮魂歌』と、計3作が展開されました。

概要

エイティングとライジングが開発を担当。原作の雰囲気を活かしつつ、アーケードゲームならではの要素が盛り込まれています。

原作との相違点

ゲーム内では、原作のコマがデジタルコミックとして使用されていますが、吹き出しの内容は変更され、画面下部にテキストが表示される形式となっています。また、登場人物の名前や舞台となる国名・都市名・団体名も一部変更されています（ヒュームの「MI6」は除く）。

操作方法とシステム

筐体にはM16の実物大模型が据え付けられており、スコープを覗き込むことで画面が接近視点に切り替わります。スコープを通して照準を定め、トリガーを引いて狙撃を行います。目標を達成すると報酬を獲得でき、狙撃精度が高いほど評価も高くなります。基本的には、頭部や心臓を狙って一撃で仕留めることが成功条件となります。

狙撃に失敗すると、ゴルゴの信頼度が低下し、0%になるとゲームオーバーとなります。失敗には、目標を即死させられなかった場合と、完全に外した場合の2種類があり、後者の方が信頼度の減少量が大きくなります。

スコアはゴルゴの報酬金として扱われ、合計スコアはスイス銀行の預金額として表示されます。

ステージ構成

各作品には、原作のエピソードをモチーフとした様々なステージが登場します。ステージ構成や内容は作品によって異なり、それぞれ独自のギミックやクリア条件が設定されています。

以下に、各作品の代表的なステージをいくつか紹介します。

ゴルゴ13 (1999)

半導体クライシス
ロープの上の奇跡
クーデター前夜
秩序を守る者
地上からのハイジャック
マフィアの履く靴
プラスティック・ボディ
独房という名の密室
ファイヤー・ウォール
防弾の城
カットイメージ"G"
豪雪地帯
作られた弾道
思い出のバイオリン
プロ・スナイパーズ
トローリング・ボート
暗殺の庭園
殺人教団の夜
ターフ・マジック
SPECIAL STAGE

ゴルゴ13 奇跡の弾道 (2000)

爆弾魔からの挑戦状
閉じられた玄室
ブリザード
潜入捜査員
講演者の過去
ハンティング・ドッグ
トーイング・ロープ
対戦車狙撃
砂塵舞う大地
血塗られた遺伝子
カットイメージ“G”
トローリング・ボート
独房という名の密室
マフィアの履く靴
「G」暗殺計画
クーデター前夜
ターフ・マジック
殺人教団の夜
暗殺の庭園
半導体クライシス

ゴルゴ13 銃声の鎮魂歌 (2001)

地雷地帯の彼方
格子の回廊
最大有効射程
スタント・フライング
チャイナ・シンドローム
オーバーロード
葡萄色の伝統
必然の六十分間
紳士協定
護衛狙撃隊
カットイメージ“G”
ハンティング・ドッグ
暗殺の庭園
マフィアの履く靴
砂塵舞う大地
トーイング・ロープ
対戦車狙撃
血塗られた遺伝子
豪雪地帯
地上からのハイジャック

ゴルゴモード

『奇跡の弾道』には、隠しモードとして「ゴルゴモード」が搭載されています。このモードは、難易度が常に最大に設定されており、ステージはランダムで選択されます。コンティニューは不可能ですが、獲得報酬は通常モードよりも高くなっています。

その他

シリーズ3作目『銃声の鎮魂歌』のエンディングでは、各エピソードのコマが背景に表示されます。

また、信頼度が0になってゲームオーバーになると、各作品ごとに異なるコンティニュー画面が表示されます。

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