ゴンサロ・ベルトラノウ

ゴンサロ・ベルトラノウ

ゴンサロ・ベルトラノウ（Gonzalo Bertranou）は、アルゼンチンが誇る優秀なラグビー選手の一人です。1993年12月31日にアルゼンチンのメンドーサで生を受けた彼は、グラウンド上でチームに活力をもたらすスクラムハーフ（SH）として活躍しています。

プロフィールとプレースタイル

身長174cm、体重72kgと、スクラムハーフとしては標準的な体格を持つベルトラノウですが、その最大の強みは卓越した俊敏性とラグビーIQの高さにあります。

ポジション: スクラムハーフ (SH)
出身地: アルゼンチン・メンドーサ
体格: 身長 174cm / 体重 72kg

彼はラックからのボール供給が非常に素早く正確であり、攻撃のリズムをコントロールする能力に長けています。また、ディフェンス面でも積極的な姿勢を見せ、ブレイクダウン周辺での仕事量も豊富です。小柄な体格を生かしたステップワークや、ギャップを見つける判断力も優れており、自らボールを持ってゲインすることも厭いません。ゲーム全体を見渡す視野の広さと、適切なキックによるエリアマネジメントも彼のプレースタイルを特徴づけています。

キャリアの歩み

ベルトラノウのキャリアは、母国アルゼンチンのラグビーシーンで形成されました。プロとしてのキャリアをスタートさせたのは、スーパーラグビーに参戦していたハグアレスでした。ハグアレスでの経験は、彼を国際レベルのプレーヤーへと成長させる土壌となりました。その後、ハグアレスXVでもプレーを続け、着実に経験を積んでいきました。

2021年、彼は新たな挑戦を求め、活躍の場をヨーロッパへと移します。ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ（URC）に所属するウェールズの強豪、ドラゴンズに加入しました。ドラゴンズでは、即座にチームの主要なスクラムハーフとして定着し、URCやヨーロピアン・チャレンジカップといったハイレベルな舞台でそのスキルを発揮しています。彼の経験とリーダーシップは、チームの重要な戦力となっています。

アルゼンチン代表での活躍

ゴンサロ・ベルトラノウは、アルゼンチン代表チーム「ロス・プーマス」にとって欠かせない存在です。2022年12月現在で47キャップを獲得しており、世界のトップナショナルチームを相手に数多くの国際試合を経験してきました。彼の代表でのキャリアにおけるハイライトの一つは、ラグビーワールドカップへの出場です。

アルゼンチン代表キャップ: 47 (2022年12月現在)
* ラグビーワールドカップ出場: 2019年大会

2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでは、アルゼンチン代表の一員としてピッチに立ち、世界の強豪を相手に自らの能力を証明しました。代表チームでは、攻撃の起点となるスクラムハーフとして、アタックにテンポをもたらし、正確なパスでバックスリーに決定機を演出する役割を担っています。彼の経験は、若い世代の代表選手たちにとっても貴重な指針となっています。

国際舞台での豊富な経験と、所属クラブでの安定したパフォーマンスにより、ゴンサロ・ベルトラノウは今後もアルゼンチンラグビー界、そして世界のラグビーシーンにおいて注目される選手であり続けるでしょう。彼の正確なパスとゲームメイク能力は、所属チームであるドラゴンズ、そしてアルゼンチン代表の勝利に貢献し続けています。

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