ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV

『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』は、テレビ朝日系列で2014年から2017年まで放送されたバラエティ番組です。元サッカー日本代表の中山雅史と、お笑い芸人の山崎弘也がMCを務める冠番組で、日曜エンタ枠を中心に、改編期特番や土曜プライム枠でも放送されました。

番組の主な内容は、スポーツ界やアニメなどの映像から、特定の場面を切り取り、そこに映る人物が発した言葉を読唇術で解析するというものでした。この「キリトル」という手法が番組の最大の特徴であり、過去の名場面や勝負の瞬間における登場人物の発言を、新たな視点から捉え直すという点が視聴者の関心を集めました。番組内では、「読唇術は口の動きから言葉を推測するものである」と説明されていました。

しかし、2017年に放送された内容に関して、ダルビッシュ有や田中将大といったプロ野球選手が、自身のTwitter上で「番組で放送された発言は事実と異なる」と批判する事態が発生しました。これに対し、テレビ朝日側は「確認を怠った」として謝罪しました。この問題が影響し、番組は2017年8月5日放送の第15回を最後に事実上打ち切りとなりました。番組では、渡部建（アンジャッシュ）、SHELLY、ホラン千秋、大原櫻子、土田晃之、伊集院光、木村拓哉といった様々なジャンルのゲストが出演し、番組を盛り上げました。進行役は、テレビ朝日アナウンサーの竹内由恵が担当しました。

番組は、本放送だけでなく、特別編やスピンオフ番組も制作されました。第6回の前々夜には『特別編』が放送され、第9回の16日前にも同様に特別編が予定されていましたが、サッカー中継のため延期となりました。また、第11回はモハメド・アリの死去に伴う追悼番組に変更されたため、放送枠が変更されています。2016年6月17日には、スピンオフ番組『キリトルTV特別編 それを踏まえて見てみよう』が放送されましたが、中山雅史は出演していません。

番組制作には、多くのスタッフが関わっていました。ナレーションは平野義和が担当し、企画は加地倫三が担当。構成はそーたに、町田裕章、清山智之、飯塚泉、山本太蔵、小川賢治が担当しました。技術面では、古橋稔（SW／TD）、林田群士（音声）、石渡剛（カメラ）、石原敬太（VE）、木内聡（照明）らが担当。VTR制作には高橋秀文、美術には井磧伸介、美術進行は十時健太、美術デザインは小山晃弘が携わりました。編集は石川雅彦、堀内雅也、本田純一、佐竹みゆき、CGデザインはミナミハルキ（南治樹）、音効は北澤亨、MAは首藤英一郎、TKは満松美弥子が担当しました。

編成は菰田勇男と高橋陣、宣伝は古澤琢と小枝加奈が担当しました。制作協力にはABCが名を連ね、Special thanksとして塩浜昭男（ABC）と江﨑仁祐（ABC）がクレジットされています。ADは深澤尚、青山啓、武田真也、APは脇田優子が担当し、ディレクターは林昇平、鴇田一樹、内間一貴、長谷川大樹、米嶋悟志、境太資、谷中功、岡順一郎、中村広嗣、石丸純平、藤代淳、梶山美春が担当。演出は絹山知康、プロデューサーは古賀佐久子、武田哲治、片山淳、伊波智紀が務めました。制作著作はテレビ朝日です。

過去には、小山賢太郎、なかじまはじめ、松本光央、奈佐はぢめが構成を担当し、江尻和茂が音声、藤原朋巳がカメラ、石井久友が照明、斉藤竜也がVE、渡辺絢が美術進行、笹川紘一、柳澤諭、二階堂守、細谷勝人、榊耕平が編集、鈴木久がモニター、高根沢征二がCGデザインをそれぞれ担当しました。また、CROSCO、文化工房、ふなやが制作協力し、桑田友紀がHP、伊藤匡がリサーチ、菊地あゆみ、内野和佳子がAP、菊岡大輔、栗田貴、進藤憲人、蔵原聖二郎、久保田知則、高橋育麻、那須野丈、鈴木雅貴、湯川泰佑季、甲斐豪、薮田望が制作に携わりました。

番組の公式ページはテレビ朝日の公式サイトで公開されており、スピンオフ番組のページや公式Twitterアカウントも存在します。

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