ゴーゴーバー

ゴーゴーバー：魅惑とリスクの狭間にあるナイトライフ

ゴーゴーバーは、活気に満ちた音楽と照明の下、ダンサーたちがポールダンスなどのパフォーマンスを披露するナイトクラブです。タイやフィリピンでは、性風俗店としての側面も持ち合わせています。客は、軽食やアルコールを楽しみながら、舞台上のダンサーたちの華麗なショーを鑑賞できます。基本的には飲食代のみで楽しめますが、ダンサーと親しく話したい場合は、彼女たちのドリンク代を支払うのが一般的です。

ダンサーたちは、水着や下着姿でパフォーマンスを行うことが多く、場合によっては全裸の場合もあります。特に、階層が上の部屋では上半身裸のダンサーが多い傾向があります。気に入ったダンサーがいれば、追加料金を支払うことで店外へ連れ出すことも可能です。この際、店への支払いとダンサーへの支払いの二種類が発生します。店への支払いは、タイでは「ペイバー」、フィリピンでは「バーファイン」と呼ばれ、料金は店によって異なります。一方、ダンサーへの支払いは交渉によって決定します。

ゴーゴーバーの中には、ウェイトレスとダンサーが明確に役割分担されている店と、ダンサーがウェイトレスの役割も兼ねている店があります。店外へ連れ出せるのは通常ダンサーですが、ウェイトレスを連れ出せる店もあるようです。一般的に、ウェイトレスを連れ出す料金はダンサーよりも高額です。中にはビリヤード台などが設置され、ダンサーとゲームを楽しむことができる店もあります。

ダンサーをホテルに連れ込むことは可能ですが、ホテルによっては「連れ込み料金」（タイではジョイナーフィー、略称JF）が課せられる場合があるので注意が必要です。また、ゴーゴーバーの店内は照明が暗いため、ダンサーの容姿や年齢、性別を正確に判断できないまま連れ出してしまい、トラブルに発展する可能性もあります。特にタイではニューハーフが盛んに活動しているため、注意が必要です。

ゴーゴーバーが多い地域

タイ王国

ナナ・エンターテイメント・プラザ（バンコク）：BTSナナ駅近く、一つの建物に20～30軒ものゴーゴーバーが集中する、バンコクのゴーゴーバーの中心地です。
パッポン通り（バンコク）：バンコクの歓楽街。ゴーゴーバーの他に、バーやディスコなどが数多くあります。日本人街であるタニヤ通りも近くにあります。
ソイ・カウボーイ（バンコク）：BTSアソーク駅近くにある歓楽街。近年、客引き方法や店舗の改装などにより、以前よりも活況を呈しています。
バングラ通り（プーケット）：パトンビーチにある歓楽街。ゴーゴーバーの他に、ビアバーやディスコなども多くあります。
パタヤ：ウォーキングストリート周辺やブアカーオソイLK周辺などにゴーゴーバーが集中しています。

フィリピン共和国

パサイ市：かつてはエドサインターナショナル・コンプレックス（エドコン）などがありましたが、現在は閉鎖されています。タイタンズやユニバースなどが営業しています。
マニラ市：エルミタ地区にゴーゴーバーが集まっています。
マカティ市：ブルゴスストリート周辺にゴーゴーバーがあります。
* アンヘレス市：フィールズ周辺やプリメタ周辺にゴーゴーバーが集中しています。

ゴーゴーバーを楽しむ際には、これらの地域特有の文化や慣習、そして潜在的なリスクを理解した上で、安全に配慮して行動することが重要です。 また、トラブルを避けるため、料金体系やルールを事前に確認し、信頼できる情報源から情報を収集することをお勧めします。

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