サイバーセキュリティ統括官

サイバーセキュリティ統括官について

サイバーセキュリティ統括官は、総務省の内部部局に設置されている役職で、本省局長級の単官型の統括官です。総務省組織令によって、1名が配置されることが定められています。この役職は、情報通信技術の発展に伴い深刻化するサイバー攻撃から、社会全体を守ることを目的としています。

設置の背景

2017年、総務省はサイバーセキュリティ対策を強化するため、それまで情報通信を担当していた政策統括官の所掌を情報セキュリティ担当に変更しました。同時に、サイバーセキュリティ課と参事官（行政情報セキュリティ担当）を新たに設け、組織体制の強化を図りました。しかし、サイバーセキュリティの脅威はますます複雑化・高度化しており、より一層の推進体制が必要となったため、翌2018年にサイバーセキュリティ統括官が新設されました。この統括官の下には、3名の参事官が配置され、より専門的かつ包括的なサイバーセキュリティ対策が展開されるようになりました。

沿革

2017年（平成29年）：政策統括官の所掌が「情報通信担当」から「情報セキュリティ担当」に変更。
2018年（平成30年）：政策統括官（情報セキュリティ担当）が廃止され、サイバーセキュリティ統括官が新設。

組織

サイバーセキュリティ統括官の組織体制は以下の通りです。

サイバーセキュリティ統括官
官房サイバーセキュリティ・情報化審議官
参事官（総括担当）

所掌事務

サイバーセキュリティ統括官は、以下の事務を所掌しています。

1. 情報の電磁的流通におけるサイバーセキュリティの確保
サイバーセキュリティ基本法（平成二十六年法律第百四号）第二条に規定されるサイバーセキュリティに関する業務を遂行します。
2. 情報の電磁的流通における個人情報の保護
電子的な情報流通における個人情報保護の徹底を図ります。
3. 総務省の所掌事務に関するサイバーセキュリティの確保に関する事務の総括
総務省全体のサイバーセキュリティ対策を統括し、省内におけるセキュリティレベルの向上を推進します。

歴代統括官

現在及び過去の歴代統括官については、情報が公開され次第、随時更新します。

関連情報

* 総務省｜サイバーセキュリティ統括官

サイバーセキュリティ統括官は、国民生活の安全・安心を確保するために、重要な役割を果たしています。情報化社会が急速に進展する中で、その責任はますます大きくなっています。

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